股関節のリンパが痛い原因と対処法!腫れてる場合は?

足の付け根の部分「股関節」は足を動かすことや飛ぶ、立つことでも必要な箇所であり、体の体重を支えたりすることで負荷がかかりがちな場所でもあります。

股関節の周辺にはリンパや筋肉等様々な細胞組織があり、年を重ねるにつれ、不調が起こる可能性も高くなってきます。

今回はそんな股関節のリンパに重点をあてて、

・股関節のリンパが痛い時の原因

・股間接のリンパが腫れている原因

・股間接のリンパが痛い時に考えられる病気

・股間接のリンパが痛い時の対処法

腫れてる場合はどうしたらいいのかについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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股関節のリンパが痛い原因とは?

股関節のリンパが集まっている場所は「鼠蹊(そけい)リンパ節」と言われています。

リンパが痛む原因は主にウイルス感染が原因とされており、それを原因とした炎症で痛みを感じているのかもしれません。

例えば、風邪をひいたときや股関節でなくとも足の何処かを怪我した際にウイルス感染が起きている可能性はあります。

また、女性独特の生理もリンパの痛みの原因となることもあり、しこりが出る場合もあります。

生理前は血行不順やリンパの流れが正常に出来ない場合があり、そのせいで痛みを感じる場合があります。

その他にもリンパの疾患などで痛みを感じているケースもあるので、一概にこれが原因とは言えないのが股関節のリンパが痛い原因です。

 

股関節のリンパが腫れている場合は?

リンパ節の炎症で腫れが出ている場合、多くは放置していても徐々に小さくなり、完治する可能性が高く、あまり気にするものではないのでしょう。

しかし、

・痛みがある

・いつまでもしこりがなくならない

・しこりがどんどん大きくなる

といった症状が現れた場合は早急に病院に行くことをおすすめします。

また、腫れかな?と思っていても触ってみて痛みが無いしこりのような場合は脂肪腫や老廃物が溜まった塊の可能性があります。

これらの多くは良性のしこりなので、放置していても問題はないですが、稀に悪性へと変貌するものもありますので、不安な場合は病院で診察を受けましょう。

 

股関節のリンパが痛い際に考えられる病気

私たちが足で移動や動く際には欠かせない股関節。

上記でも挙げた様にその人個人の体重を支えているので、負荷もかかり易い場所となっています。

痛い原因は単純な理由ではなく、病気等が原因ということも充分に考えられるのです。

こちらでは股関節のリンパが痛い際に考えられる病気について解説していきます。

 

膀胱炎

股関節のリンパの炎症による痛みは泌尿器系統が原因で起こることもあります。

これはウイルス感染が原因で起こることが多く、

・トイレを我慢する

・性交渉

といったことが原因で引き起こす膀胱炎股関節のリンパが痛い症状としては代表的な病気かもしれません。

特に一時的な急性膀胱炎は女性が発症することが多いとされていますが、前立腺疾患が原因でも発症するとされていますので、男性の方も油断ならない病気です。

膀胱炎は股関節のリンパ痛みとともに、

・残尿感や頻尿感

・血尿(または白く濁った尿)

が出ることがあります。

また、放置しておくと炎症が悪化して膀胱に直通している腎盂にも細菌が侵入し、腎盂腎炎(じんうじんえん)になる場合も。

腎盂腎炎は高熱や悪寒などといった風邪の症状に似た状態になります。

最悪、腎不全の可能性も考えられますので、トイレの際に違和感を感じたら泌尿器科へ足を運んで検査してみましょう。

 

淋病

性交渉によって起こる感染症のひとつである「淋病」は現在では感染者も減っていますが、80年代以前はポビュラーな感染症として知られていました。

女性は子宮や卵管にしやすく、男女共に尿道や肛門、鼻、口、喉、目に至るまで感染者から移る可能性があります。

また、母親から子への感染も。

症状としては排泄時の激痛、男性はペニスに黄色または緑の分泌物の排出、女性は感染していても排出時の痛み以外に特に目立った症状が無く、何も感じないまま放置してしまう例も稀ではありません。

淋病は鼻、口、喉にも感染することから頭痛が起こることも。

淋病が恐ろしいのは合併症を発症するところです。

例えば女性による子宮等に細菌が入り込むことで起こる「骨盤内炎症性疾患」は腹痛、発熱に加えて、骨盤内に膿を作り出し、動くだけで骨盤が痛い症状になります。

この膿がリンパを圧迫してさらなる炎症を引き起こすことも時間の問題です。

命に関わることはありませんが、女性は不妊症になる可能性が高くなり、仮にそのまま出産した際には赤ちゃんが出産時に淋病のウイルスに触れて、失明や血液感染の危険性が出てきます。

多くは薬で完治が可能ですが、稀に薬に耐性を持つ菌が存在していて、そういった菌が住み着いてしまった場合は症状を緩和させることしか現状の医療では適いません。

1番の予防方法は禁欲ですが、極端な例であって愛し合っている以上は我慢出来ないのが人の欲というものでしょう。

性行為の際にはコンドームをつけるだけでも感染リスクが減らせますので、カップルまたは夫婦間では注意するようにしましょう。

 

リンパ節腫脹

体内のリンパがあるところ、何処でも発症の可能性があるのが「リンパ節腫脹(りんぱせつしゅちょう)」です。

こちらも細菌感染が主な原因で、痛みのあるしこりが出てくるのが特徴的です。

発熱も伴い、通常は触った時にしこりに触れる程度なのですが、触っていなくとも見ただけでしこりがあると思えるぐらい大きいと重症と言われています。

これが股関節のリンパに現れることで痛みや腫れが出てくるのでしょう。

また、固くて痛みも発熱も無いしこりは体内で増殖する可能性もあり、そのままでも問題はありませんが、しこりや腫瘍は初めは良性でも悪性のものに変貌する場合がありますので、注意が必要です。

どちらかにしよ、違和感が合ったら診察を受けましょう。

薬剤投与や手術で完治の可能性もありますので、検査を受けることをおすすめします。

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ペルテス病

リンパの疾患とは異なりますが、近い所にあるため勘違いされやすいのが「ペルテス病」です。

この病気は幼児期に起きるもので、血流が何らかの理由により阻害され、股関節の一番上にある骨頭核が壊死してしまう病気です。

通常の日常生活を送っていると気づきにくいのですが、スポーツ等をきっかけに発見されることがあり、発症している子の半数以上は7歳までに「ペルテス病」と診断されます。

しかし、それ以降に運動を始めた子は発見が遅くなるケースも。

治療は骨に負担をかけない様に器具を装着して日常を過ごしたり、手術を行います。

しかし、この「ペルテス病」を完全に完治させることは現代では不可能で後遺症も残ります。

しかしながら、放置状態にするとさらに日常生活を送れない程の状態になるので、適切な治療を受けることが望ましいです。

 

股関節のリンパが痛い際の対処法

股関節のリンパが痛いと感じた時、なかなかすぐには動けなかったり用事で病院に行けなかったりします。

すぐにでも診察・検査を受けて欲しいですが、その前に自分で出来る対処法を試してみましょう。

こちらでは股関節のリンパが痛い際の対処法について解説していきます。

 

マッサージはしない

リンパの炎症が進んで痛みを感じる際は、無理に血行促進のマッサージをしたりしないでください。

患部をほぐすことで炎症を悪化させてしまい、ウイルスを体内に巡らせてしまいます。

ウイルスを巡らせてしまいますと、風邪のときの様に全身が痛いという症状にもなりかねません。

股関節が痛いときは安静に。

病院にいく前日には早く寝てしまいましょう。

 

痛い箇所を冷やす

炎症で痛い時や腫れているときに効果的なのが患部を冷やすことです。

とくに患部に溜まっているウイルスの動きを抑える可能性もあるので、効果は期待出来ます。

ただ、凍傷になるまで冷やさない様に注意しましょう。

痛みが緩和して気持ちいいのはわかるのですが、凍傷をおこしては更に病院にかかることになりますよ。

冷やすのは感覚がちょっとなくなったきた辺りで30分を目安にするといいかもしれません。

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