あざが出来たけど痛くないのは病気?その原因と対処法を解説!

あざが出来る時は、たいていどこかにぶつけたなどが原因で、痛みがでることが多いものですね。

しかし、ふと気が付くといつの間にかあざが出来てしまっていたら…。

痛みのないこのあざはなぜ出来たのでしょう?病気が原因なのでしょうか?

今回は、

・痛くないあざが出来る時に考えられる病気

・痛みのないあざができる時に考えられる病気

・痛みのないあざができる時に考えられる病気の原因

・痛みのないあざができた時の対処法

といったことについて解説していきます。

気づかずぶつけてしまったケースなどであれば問題ありませんが、大きな病気が考えられる場合もあるので、今回は考えられる病気に焦点を当てていきます。

では、早速見ていきましょう。

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痛くないあざが出来る時に考えられる病気とは?

体に出来た痛みのないあざは何が原因なのでしょうか?痛みのないあざの原因と考えられる病気について解説していきます。

 

紫斑病(しはんびょう)

紫斑病は出血しやすくなったり、血が止まりにくくなってしまう病気です。

原因はさまざまで、はっきり原因がわからないこともありますが、それぞれの原因に対応した治療法がありますので、痛みのないあざが出来ていたら皮膚科を受診するようにしてください。

 

血友病

血友病は、生まれつき血液を固めるタンパク質が少なく、血が固まりにくい病気です。

遺伝的な原因が多いのですが、突然発症してしまう人もいます。

遺伝が原因の場合、患者さんのほとんどが男性なのが特徴です。

 

白血病

痛みがないあざが出来る原因の中で最も怖いのは、白血病です。

白血病は血液のがんです。

いつの間にか体にあざが出来ている、息切れや倦怠感、血が止まりにくい、発熱や咳などの症状がある場合は白血病を疑ってください。

白血病が原因だった場合、一刻も早く病院を受診し、治療を開始することが大切です。

 

痛くないあざが出来る時に考えられる病気の原因は何?

あざが出来たけど痛くない、そんな症状がある時、原因はいったい何なのでしょうか?

痛くないあざが出来る病気の原因について解説します。

 

紫斑病の原因

紫斑病とは、血管が弱くなり出血しやすくなってしまい、内出血がいくつもできてしまう病気です。

紫斑病にはいくつかの原因があり、原因によって治療方法も変わってきます。

 

・アレルギー性紫斑病

アレルギーが原因で発症する紫斑病をアレルギー性紫斑病といいます。

溶連菌や扁桃腺炎にかかった後に発症することが多いことから、感染症や薬が原因ではないかと考えられていて、2歳くらい~10歳くらいまでの男の子が発症することが多いのが特徴です。

 

・血栓性血小板減少性紫斑病

血栓性血小板減少性紫斑病は血小板が血管に張り付いてしまうことで、血栓ができて血管が詰まってしまうために起こる紫斑病です。

原因ははっきりわかっていませんが、遺伝的な要因と、妊娠やガン、骨髄移植などにより、異常が起きたと考えられます。

 

・突発性血小板減少性紫斑病

突発性血小板減少性紫斑病は病気などが原因ではなく、急に血小板が減ってしまう紫斑病です。

免疫細胞が、異常を起こし自分自身の血小板を攻撃するために起こります。

あざの他に鼻血が出やすくなる、歯ぐきから出血がある、血便や血尿、月経過多などの症状がでます。

 

・単純性紫斑病

若い女性に多いのが単純性紫斑病です。

原因は毛細血管の弱さだと考えられます。

足やお尻に赤い点々のようなあざが見られますが、ほかに症状はありませんし、危険な病気ではないので、心配はいりません。

見た目によくないので、何とかしたいと思う方も多いようです。

 

・老人性紫斑病

加齢が原因で、毛細血管が弱くなるために起こる紫斑病です。

老化現象が原因なので、心配する必要はありません。

 

血友病の原因

血友病は遺伝疾患の1つです。

生まれつき血液が固まりにくくなる病気です。

人の遺伝子には、X染色体とY染色体があり、X染色体が2つあるのが女性、X染色体とY染色体を1つずつもっているのが、男性です。

血友病はこのX染色体に異常があるために発症します。

女性は片方のX染色体に異常があっても、もう1つのX染色体に異常がなければ、発症はしませんが保因者といって、その遺伝子を子供に引き継ぐ可能性をもっています。

男性はX染色体が1つしかないため、親が保因者の場合、血友病になる可能性が高くなります。

血友病になると、血が止まりにくくなり、固まりにくいため、小さな傷でも大出血になってしまい、命の危険が生じてしまいます。

また、遺伝的原因のほかに後天的に血友病になることもあります。

血液を固める凝固因子を攻撃してしまう自己抗体ができてしまい、血液が固まらなくなってしまうのです。

まだはっきりとした原因はわかっていませんが、リウマチなどの自己免疫疾患がある方やがんを患っている方、分娩後の方などが発症することがあるようです。

 

白血病の原因

白血病は血液細胞が作られるときに、がんになってしまう病気です。

血液細胞が作られる骨髄の中ががん細胞でいっぱいになり、正常な血液細胞が作れなくなってしまうのです。

がんは、染色体や遺伝子に傷がつくことで発症すると言われていますが、傷がつく原因はいくつかあると考えられていて、はっきりとした原因はまだわかっていません。

あざができるほかに、

・免疫力が低下する

・脾臓が腫れる

・血が出やすくなる

・貧血になる

などの症状が現れてきます。

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あざができたけど痛くないときの対処法

あざができたけど、痛くないとき病気の可能性が高く、中には命にかかわる病気の場合もありますので、注意が必要です。

出血しやすい、血が止まりにくい、貧血があるなど気になることがある場合は、すぐに病院を受診してください。

あざ以外に何も症状が無い場合はどうすればいいのか、対処法について解説していきます。

 

冷やす

病気が原因ではない場合、痛くないあざを早く消すには、あざが出来たらすぐに冷やすことが大事です。

冷やすことで、出血をとめてこれ以上あざが大きくなるのを防いでくれます。

 

時間が経ったらあざは温める

出来てから時間が経ってあざを見つけたときは、温めることで血液の流れをよくし、新陳代謝を高めて早くあざを消すことができます。

蒸しタオルなどを患部にあてて、あざの周辺をよくあたためましょう。

 

あざを治すのに必要な栄養素

あざを治すのに必要なのは、血液の流れをよくするための鉄分と鉄分の吸収をよくするビタミンCです。

カツオやレバー、小松ななどに多く含まれる鉄分、ブロッコリー、ピーマン、レモン、イチゴなどに多く含まれるビタミンCを積極的に取るようにしましょう。

 

市販の薬を利用する

薬局やドラッグストアに売っている、あざを消す薬などを使用することでも、早くあざを消すことができます。

あざが気になる場合は使ってみるのも良いかもしれませんね。

しかし、いつまでたってもあざが消えない時やどんどん増えていく時、あざ以外にも症状がある時は、病気の可能性がありますので、できるだけ早く病院を受診するようにしてください。

 

単純性紫斑症の対処法

単純性紫斑症は、自然によくなることがほとんどなので、放っておいても大丈夫なのですが、見た目が良くなく、気になってしまいますね。

単純性紫斑症の症状がでたら、症状がでている間は激しい運動は避けるようにしましょう。

症状が悪化してしまうことがあります。

できるだけ安静にして、血管を強くするビタミンCなどを積極的にとるようにしましょう。

また、単純性紫斑症は検査では異常があらわれないので、症状がでた時に病院を受診し、あざを見てもらうことで診断がつきます。

他の病気の可能性もありますので、症状が出たときはできるだけ早く病院を受診することをおすすめします。

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