中指のしびれの原因と対処法!しびれるのは指先か付け根か?
例えば、寝起きの際に手がしびれたりするのは意外とよくありがちな症状です。
体重がかかったことで起こる一過性のしびれはすぐに治りますし、「よくあることだな」と思って過ごしてしまいますよね。
しかし、手や指のしびれが常にあり、何日も続く場合は心配する必要があるかもしれません。
今回は中指のしびれにスポットを当て、
・中指がしびれてしまう原因
・中指がしびれることによって考えられる病気
・中指がしびれた時の対処法
といったことについて解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
中指がしびれてしまう原因
そもそも、一過性の場合以外で何故中指はしびれるのでしょうか?
様々な原因が考えられますが、多くの場合は原因が神経の伝達の不具合にあるとされています。
手や指は体の中でも触感を司っていることもあり、神経や毛細血管が多く通っています。
・神経が圧迫される
・ストレスや過労
・女性の場合は更年期障害
などが原因での神経障害を引き起こす場合があります。
その他にも、
・中指やその周辺の骨の骨折経験者
・手首や指などを使いすぎている人
などはしびれを引き起こしやすかったりします。
原因によってしびれる場所も異なりますが、上記で挙げた項目に思い当たる人は注意が必要です。
中指の指先がしびれる場合
指がしびれる場所は指先、付け根が主な場所です。
場所により原因や病気なども異なってきます。
指先のしびれが長く続く場合は怖い病気が原因となっていることも多く
・脳出血
・脳腫瘍
など脳の血管が滞ったことで指先への血液が滞り、指先がしびれるという症状も出てきます。
また、脳障害にも直通する循環器系の病気もしびれの原因となり得ます。
どちらも生死にかかわる病気なので、指先がしびれているのが長く続く場合は早急に病院に足を運ぶことをおすすめします。
中指の付け根がしびれている場合
中指の付け根がしびれている場合は、
・ホルモンバランスの乱れ
・毛細血管の障害
といった可能性が高いです。
毛細血管の障害は神経を圧迫されることで起こります。
細かい仕草や作業がしづらくなるので、日常生活に支障をきたす場合もあるでしょう。
また、ホルモンバランスの乱れの他に、手を酷使した場合に発症する可能性も高い傾向にあります。
妊娠中または更年期障害の家事をする女性の多くが関節の中指をはじめ指の関節がしびれてしまう症状が見られることでも知られています。
中指がしびれることで考えられる病気
ピリピリとしびれる中指のしびれは日常生活や就寝時でさえ気になって、過ごしやすい状態ではありません。
上記でも様々な原因を挙げましたが、しびれることでどんな病気が考えられるのでしょうか?
こちらでは、中指がしびれることで考えられる病気について解説していきます。
毛細管症候群
毛細管症候群は人工透析により物質が沈着することやむくみが原因で起こりやすくなる病気です。
手の過度の使用やホルモンバランスの乱れにより発症する場合もあるので、原因をひとつに絞るのは難しいとされています。
毛細管症候群の症状が中指以外にも出るので、まずは人差し指、次に中指と順番にしびれが出てきます。
しびれは人によっては軽いですが、しびれがひどい場合はしびれで眠れないなんてケースも時にはあります。
治療においては電気療法や薬の処方が主ですが、しびれがひどい場合は手術をする可能性もあります。
糖尿病
糖尿病においては、様々な関連病が多いことでも知られていますが、指のしびれもその中のひとつです。
特にしびれは初期症状としても有名で、足指に出ることが多いです。
最初はピリピリしたしびれは徐々に神経異常を進行し、最終的には手足の感覚を失っていきます。
糖尿病は免疫力の低下も出ることから、感覚のない手足を負傷して、傷口から細菌感染してしまいます。
糖尿病で足が壊死してしまうのはこういったことが原因となります。
長く続くしびれについては、正しい治療を受けて病気の完治を目指しましょう。
血行不良
血行不良は手足への過重によっても引き起こされる症状で、一過性の軽いものもあります。
しかし、上記で挙げた脳障害、循環器系の障害でも発症する可能性が高く、侮れないものでもあります。
しびれが1時間程で治まった場合は問題ないとは思いますが、何日も続く場合は一過性のものとは言い難いので、病院に足を運び、検査または診察を受けることをおすすめします。
狭心症
狭心症は心臓の血管が狭くなり、血流異常で主に胸の痛みや圧迫感を感じる病気ですが、血液が行き届かない事により、中指のしびれも発症する可能性のある病気です。
階段を上がったり、走ったりしたときに自覚が出やすいようです。
似たような症状に「心筋梗塞」がありますが、こちらは心筋が壊死してしまうものです。
それに対して狭心症は血管に腫瘍が出来ることで血液の流れが阻害される病気です。
また、糖尿病を先に発症していると、神経障害で痛みが感じにくく、重症化の可能性も高くなります。
通院している際は検査などで発覚するケースもあるそうですが、痛みの他にも息苦しさや発作などにも注意を払う必要があります。
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中指がしびれた時の対処法
しびれがなかなか治まらない時は心配な状況ですよね。
早く病院に行きたいでしょうが、なかなか病院に行くのが難しいということもあるでしょう。
そこで、こちらの見出しでは中指がしびれた時の対処法について解説をしていきます。
手を動かす、マッサージをする
中指のしびれの原因の一つに血行不良があります。
そんな時に有効なのが手を動かし、マッサージをすることです。
手首を回して、指を握って、開いて、じゃんけんのグーとパーを繰り返すのも血行促進に有効的です。
しびれている部分を強めではなく、優しくマッサージすることもいいですね。
入浴中に行うことで、更に血行促進効果も期待できます。
特に上記で挙げた毛細管症候群は「手を動かす、マッサージをする」ことが効果的とされていますので、お試しあれ。
手に負担をかけない
中指のしびれは過度の使い過ぎが原因で発症することも。
仕事で使用しなければいけない場合もあるかとは思いますが、数時間に5分の感覚でもいいので、積極的に手を休めることをおすすめします。
特に編み物や手芸などをやりすぎる方が妊娠中や更年期障害の場合はホルモンバランスが原因で発症しやすいので、注意して作業しましょう。
家事も協力者がいたら、極力任せてみるのも良いでしょう。
休憩ついでにティータイムやお菓子タイムにするとご褒美感覚で休憩しやすいかもしれませんね。
ストレス、心労の緩和
神経障害の原因の中にはストレスや心労、疲労が挙げられます。
それほどまでに神経というものはもろいのです。
症状の悪化を防ぐために、ストレス、心労の軽減に力を入れるのも完治への近道です。
なかなかストレス発散なんてしないよ!
という人はこれを機会にすっきりできるストレス発散方法を模索してみるのもいいでしょう。
例えば、運動が合ってないなと感じたら、アロマオイルを寝る前に焚いてみたりなど、極力、腕や手、指は使わないことをやってみましょう。
ストレスは様々な疾患の原因にもなりますので、発散方法を見つけることで健康的に過ごせる可能性も高くなりますよ。
キツい靴や服は避ける
体に負担をかけやすい窮屈な靴や服は避ける方がいいでしょう。
血行促進、神経の正常な働きを損なう恐れもあるので、症状が出ているうちはゆったりとした服や靴で過ごすのがいいでしょう。