爪の白い部分がガタガタする理由と対処法は?
爪は、よく健康のパラメーターと呼ばれています。
爪の状態により、人間の健康状態が分かる場合が多いためです。
それは爪の根元にある白い部分も同じです。
今回はそんな爪の白い部分がガタガタする理由と対処法についてはじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は3つの見出しに分けて、爪の白い部分がガタガタする理由と対処法について解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
まずは爪の仕組みを簡単に抑えよう
(一刻も早く爪の白い部分がガタガタする理由と対処法が知りたい方は、
この見出しは読み飛ばしてください)
最初にも少しお伝えしましたが、爪はよく健康のパラメーターと呼ばれています。
健康な状態であれば、その白い部分については綺麗な線を描いているのが普通といえます。
しかしその白い部分とピンク色をした部分との境界線が不明瞭な状態になっていてガタガタしているのであれば、そこに何らかの異常が発生している可能性が考えられます。
よって、そうなってしまう理由をしっかりと突き止めたうえで対処法を適切に行う必要があるということがいえます。
どうしてその白い部分がガタガタしているとよくないのかをお伝えする前に、爪についてもう少し具体的に説明を加えます。
爪は、主にタンパク質の仲間のケラチンという物質から構成されています。
爪の根元にある白い部分は爪半月という名称で呼びます。
主に、指先を保護する役割があります。
また、細かい作業を行いやすくすることもできます。
爪があることによって、身の回りの物をつかみやすくする働きがあります。
小さなものもつかむことができるようになります。
また、足の歩行にも欠かせません。
爪がなかった場合には、歩くことさえも難しくなってしまいます。向かっていく方向を自由に変えたりすることも爪があるからこそ可能といえます。
それでは、どうして白い部分がガタガタすることがあるのかについてですが、これにはいくつかの可能性が考えられます。
爪の白い部分がガタガタする1つ目の理由
1つ目には、指先に強い負担をかけてしまっていることが理由の一つに挙げられています。
例として、
・ジュースのプルトップを爪に引っ掛けて開ける癖がある人
・ガリガリと爪を使ってひっかく癖がある人
・指先を噛む習慣がある人
・化学薬品や水仕事などをする機会が多い人
上記のような人はこうした爪の白い部分にガタガタが起きやすくなることがいえます。
そして、そうした状態を放置してしまうと爪甲剥離症と呼ばれる病気にかかる可能性もあります。
この病気にかかると、爪の先端部分が外から見て浮いているような状態になってしまいます。
浮いた部分には細菌や真菌などが入りこみやすい状態になります。
それによって見た目にも悪く、日常生活においても物をつかみづらくなったり細かな作業でミスをしやすくなるなど支障をきたすようになってしまいます。
大雑把な動作くらいしかすることができなくなりますので、精神的なダメージを受けてしまう可能性もあります。
主にこの病気は女性に多くみられる傾向があります。
ただ、仮に浮き上がった状態になったとしても爪が全部剥がれ落ちてしまうようなことはありません
ですが、特に若い女性にとっては気にしてしまいがちな病気といえます。
この病気にかかる傾向としては、多くの場合は後天性です。
ただまれに生まれつきこの病気にかかる可能性もあります。
詳しい対処法については次の見出しで解説をします。
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爪の白い部分がガタガタする2つ目の理由と具体的な対処方法
2つ目には、逆に爪の白い部分が少なくなって見えなくなるケースも考えられます。
この場合には、
・指先が乾燥してしまっている
・深爪をしてしまっている
といった場合が考えられます。
爪の白い部分のガタガタに対しての効果的な対策法としては、まず爪の部分に負担をかけてしまうような行為に心当たりがある場合にはすぐに控えておくようにします。
そして、ピンクの部分を早く伸ばして健康な指先にしておくためにどうするかについては、爪切りなどはいきなり使わないようにします。
指の先端部分についてはある程度伸ばすという意識を持つことが大事です。
また、爪の根元にできる甘皮の部分は念入りに取って処理するようにしてそのあとに指先に栄養を与えるようにしておけば、健康的な強い爪にすることができるようになります。
爪の健康を保つにあたっては、日ごろからこうしたケアを繰り返すことは大事です。
保湿を行うことで、きれいな指先に戻すことができます。
指先の部分の保湿には、ハンドクリームを使用してマッサージするように塗り込んでいくようにします。
できるだけこまめに保湿するような習慣をしておくと、しばらくしてからこうしたガタガタが収まって綺麗な指先にすることができます。
ボディソープや石鹸などを使用して洗うことについては確かに大事ではありますが、注意事項として指先を過度に洗いすぎないようにすることが求められます。
アルコール消毒などを使うときにも同様に指先に付けすぎないように配慮しておく必要があります。
もしも指先の先端部分が浮き上がってしまうような事態になった場合については、まず指先などに違和感を感じた場合には化学薬品や化学製品を使用している場合すぐに中止するようにします。
そして、その後は必ず専門医のいるところに行って受診してみる必要があります。
これは、細菌の繁殖を防ぐためにも必要なことです。
この病気の原因になっている細菌や真菌が人にも感染する可能性もありますが、そのほか自分の頭などにも細菌や真菌が繁殖する可能性がありますので注意を要します。
頭に感染してしまうと頭皮にかゆみを伴うようになり抜け毛や脱毛症などの原因になることもあります。
爪甲剥離症に対する治療法としては、医師から処方される薬については必ず処方し続けることが求められます。
そして、治ったと思っても医師による診断がない限りは使用を中止したりせずにきちんと処方し続けるようにします。
ある程度長期的にみて治すように取り組む必要があります。
この病気にかかった場合には、水洗いなど水を使用する仕事については治るまでは行わないようにしたほうが良いでしょう。
もしどうしても水仕事をする必要がある場合にはゴム手袋をきちんと着用するようにします。
最大限指先にかかる刺激については避けておくようにしたほうが良いといえます。
また、ネイルアートなどを趣味にしている人もいますがこうした趣味は発症しているときは控えたほうが良いでしょう。
爪の異常を自分自身で判断することについては、難しい部分があります。
そのため、何か異常があった場合には自分勝手な判断で決めたりせずに一度医療機関などに行って診察を受けるようにしたほうが良いでしょう。
爪の異常は重大な病気のサインかも・・・?
指先の部分の異常は重大な病気のサインとして考えられることもあります。
身体に何かしらの異常が発生している場合には、
・指先の部分が黒く濁ったり黄色っぽくなったり変色する
・黒い線や斑点が現れる
といった症状が現れることもあります。
そうした状態の場合、内臓の異常などを抱えている場合もあります。
たかが指先だからと軽く考えるようにすることは禁物です。
一番爪の部分の異常で恐ろしい病気として挙げられるのは悪性黒色腫と呼ばれる悪性腫瘍です。
この病気にかかると比較的短期間に全身に転移しやすいので、黒っぽいほくろが出てきてほくろの境界線が不明瞭な場合にはすぐに医師に診てもらうようにしましょう。