白いおりものが多い原因と対処法!臭い時はどうするの?
今回は女性のデリケートなおりものの悩みについて、
はじめ君親子と神田先生と一緒に見ていきます。
おりものは、女性にとって身近に接するものですが、普段から自分のおりものの状態をよく観察している人となると、あまりいないんじゃないでしょうか?
でも、おりものは、女性の体の変化をいち早く教えてくれる大切な役割があります。
だからこそ、普段のおりものと少しでも違った場合は、体に変化が起きている証拠でもあります。
おりものの色や量・匂いは、個人差や体質によって人それぞれ違います。
今回は、一般的によく見られる白いおりものにスポットを当てて説明していきます。
今回は2つの見出しに分けて、量が多い白いおりものが出た時の原因と対処法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
なにこれ?白いおりもの?わたし、病気なの?
何気なくトイレに行った時に、いつもの透明なおりものと違って白いおりものが下着についているのを見つけたら、思わず「何かの病気なの?」って思ったりしますよね。
しかもそこは、妊娠にもかかわってくるとってもデリケートな場所。
できれば、友人にだって秘密にしておきたい話なだけに、簡単に相談できず、不安な気持ちになったりしますよね。
では、早速見ていきましょう。
白いおりものでも正常な場合
まず、病気以外でおりものの色や量に変化が現れるのは、
・排卵から生理の直前まで
・妊娠期
の2つです。
1生理前の白いおりもの
生理前は、白いおりものが出ます。
特に、量が多く白いおりものが出るのは排卵後です。
この時のおりものは、色は白くてもあまり匂いは強くはありません。
排卵後は、最も妊娠しやすい時期と言われていますので、早く赤ちゃんが欲しいという人は、この日をチェックしている人も多いでしょう。
同じように量は多いのに、匂いが強く白いおりものが出てきたら、生理直前のサインです。
排卵後の白いおりものの中に、少し血液が混じって色が茶色っぽく見えることもありませんが、生理直前のおりものの特徴でもあるので特に問題はありません。
2妊娠した時の白いおりもの
妊娠すると、基本的におりものの量が増えます。
特に妊娠の超初期は、まだ母体となる女性の自覚もほとんどないので、急におりものの量が増えたら、まず色と匂いを確認してみましょう。
まずは匂いです。
妊娠した時のおりもののにおいは、少し落ち着いているように感じることが多いようです。
もともと、おりものは酸性の性質があるので、普段のおりものはすっぱいような匂いがします。
ところが妊娠すると普段より酸性が弱くなる傾向があるので、匂いがしなくなったり薄まった気がします。
妊娠したばかりの頃は、白いおりものが出ることがあります。
なので、妊娠に思い当たることがあり、しかも、いつもより量が多く白いおりものが出た時は、きちんと確認できるまで、体に負担をかけないようにして過ごしましょう。
臭くて量が多くて白いおりものは、カンジダ膣炎かも?
いつもより量が多く、白いおりものが出た時、慌てずにまず匂いを確認してみてください。
おりものの匂いがきつくなる時は、膣内のバランスが崩れている可能性があります。
特に悪臭が強く粘り気の強い白いおりものが出た時は、カンジダ膣炎にかかっている可能性があります。
カンジダ膣炎とは・・・?
カンジダ膣炎は、女性の5人に1人は経験があるという病気です。
強い匂いがするので、
「気味の悪い病気に感染したかもしれない」
と思いがちですが、実はストレスが原因で発症する病気でもあります。
通常、膣内は酸性がきついので、女性の体に悪影響を及ぼす菌が繁殖しにくくなっています。
ところが、
・ストレス
・極度の疲労
によって膣内の菌のバランスが変化してしまうと、カンジダ菌が増殖してしまいカンジダ膣炎を発症してしまうのです。
カンジダ膣炎のもう一つの特徴が、匂いがきつく粘り気のある白いおりものということです。
生理前の時の白いおりものとも違い、カッテージチーズのような少し固まった感じの白いおりものが出ます。
このように量が多く、匂いのきつい白いおりものが出た時には、早めに婦人科または産婦人科を受診し検査を受けるようにしましょう。
また、カンジダ膣炎は、性交渉によってパートナーにも感染する可能性があります。
男性が感染した場合にも、陰部に強い痒みが出ることがあります。
カンジダ膣炎と判断されたら、パートナーのためにも、感染したことをきちんと説明するようにしましょう。
いつもより多く白いおりものが出たら“もうすぐ排卵日”
量が多く、白いおりものが出た時に、病気以外の原因で粘り気が強くなることがあります。
排卵日直前に出る白いおりものが、これに当たります。
触ってみると粘り気があり下着からはがしてみると、10センチ近く伸びることがあります。
水に落としてみても、普段のおりものと違って溶けません。
この状態で量がどんどん増えていくと、排卵日が来ます。
量が多く白いおりものが出てからといって、見ただけで正確に排卵日を予測することは一般には難しいことですが、こうした変化が見られたら妊娠しやすい状態の目安になるでしょう。
もっと正確に排卵日を調べたい時は、婦人科に相談してみるのも一つの方法です。
超音波検査で排卵日を判定してもらうことが出来るので、おりものの変化をみて相談してみるといいでしょう。
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白いおりものが多い時の対処法
おりものは、女性の体を守りながら、様々な変化を伝えてくれる大切な役割があるもの。
そうはいっても、白いおりものが大量に出てしまうと、下着を汚したり、
べたべたした嫌な感覚が不快に感じたりしますよね。
では、白いおりものが多い時の対処法についてまとめて説明していきましょう。
白いおりものが多い時はおりものシートや生理用ナプキンを使う
色の濃い下着を着けている時に白いおりものが多く出ると、トイレに行くたびに憂鬱な気分になりますよね。
いくら体は正常な状態だったとしても、下着が汚れたままでは気持ちが悪いものです。
しかも、仕事で頻繁にトイレに行くことが出来ないと、気になっていてもどうにもしようがないですよね。
そんな時は、
・おりものシート
・生理用ナプキン
を使うと、ストレスを緩和することが出来ます。
おりものシートには香り付きの物もあるので、白いおりものが出る時の強い匂いからも解放されます。
匂いが強い時は、通気性を良くする
匂いがきつくなるのは、膣内を守る酸性の菌がおりものに含まれていて、これらが湿度の高い状態の中で繁殖してしまうからです。
だから、匂いが強くて気になる時は、通気性を良くしてあげるのが一番。
・定期的に下着を取り換える
・ストッキングを履かないようにする
といったことをすれば汚れも気にならずしかも通気性が保たれるので、匂い対策には効果があります。
もしも、「時間がない」「面倒」であれば、おりものシートなどを使ってみるのもよいですね。
清潔に保つ
匂いやかゆみ、不快感を軽くするには、下着の中を清潔に保ってあげることで十分緩和できます。
トイレで外陰部を拭くときも、「後ろから前」ではなく「前からうしろ」方向に拭くように気を付けてあげるだけでも、かなり変わります。
ただし、量が多く白いおりものが出たとしても、病気でない限り、正常な生理的症状ですから、あまり神経質になりすぎないようにしましょう。
気にし過ぎてストレスになってしまうと、デリケートな女性の体ですから、別の変化が表れてしまう原因にもなります。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は量が多い白いおりものの原因と対処法を中心に、様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1.量が多い白いおりものでも、正常な状態であることが多い
2.かゆみを伴う白いおりものは、早めに婦人科を受診
3.量・色・匂いに対処するには、清潔に保つことが大切
このようになります。 この記事で学んだことを、
ぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪