胸がつかえて痛みが生じる!息苦しい原因と対処法!
胸がつかえて痛みが生じると不安になりますよね・・・
今回はそんな胸がつかえて、痛みが生じるときのことについて解説をしていきます。
胸のつかえが症状として気になる時、物が胸に引っかかってつかえる場合と、精神的な理由でつかえる場合があります。
今回は2つの見出しに分けて、胸がつかえた時の原因と対処法を中心に「痛み」「息苦しさ」ついても解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
胸がつかえてつらい時は精神的なことが原因?
「胸がつかえてつらい」「胸が息苦しい」と、もしかしたら心臓病かと思ってしまうかもしれません。
いやいや、そう簡単に結論付けてはいけません。
というのもこのような症状を訴える場合、精神的なことが原因となって引き起こした病気の症状かもしれないからです。
例えば、若い頃に良く経験する恋患い。
そんなのは病気じゃないといわれる人も多いかもしれませんが、でも症状としては同じものがあります。
好きな人のことを思うと、胸がつかえて食べ物が喉を通らないこともあるでしょう。
しかも相手が自分のことをどう思っているのかと考えているうちに、どんどん不安が募ってしまいには息が出来ないくらいの苦しさを感じてしまいます。
このような日常生活の中の不安やストレスが積み重ねていくと、気が付かないうちに病を発症し、気が付いたら大変なことになってしまうことも多いのです。
この息苦しさ、もしかしたらパニック障害?
精神的なことが原因で胸がつかえて苦しくなる時は、ストレスがその症状を悪化させていることが考えられます。
極度のストレスを受けたときになりやすい病気が、パニック障害です。
パニック障害は数分~1時間位の間、突然急激な症状に襲われる病気です。
症状は胸の息苦しさ以外にも、
・頭が割れるように痛む
・急に呼吸が出来なくなる
・突然大量の汗をかく
・視界が急に狭くなる
・手足が震える
・指先の感覚がおかしくなる
・狭い場所が怖くなる
等の症状がいくつか同時に起こります。
あまりにも突然に強烈な痛みや症状が出てくるために、「自分は死ぬんじゃないか」と思ってしまいます。
ところが発作が収まれば、これらの症状はすべて無くなります。
これらの症状が出ても、心臓や血管など異常ではないため、病院で精密検査を受けても異常がないといわれます。
この病気は、自分の意志で何とかしようと思っても、不安やストレスの根本的な原因を解消しない限り、さらに症状が深刻になります。
一番効果的な対処法は、早めに心療内科を受診することです。
根本的な原因を解決するためにも、早くパニック障害の診断を受け、こういった症状が命にかかわる重大な病ではないという安心感を持つことからはじめます。
パニック障害は、自分の中にある不安材料が膨らむほど、発作が起きやすくなります。
ですから思い当たることがあれば、まずはその原因を解消するように心がけます。
パニック障害は、真面目でつい頑張ってしまいすぎるタイプの人がなりやすい病気です。
病気になっても、「なんで私だけ?」「どうしてこんなことが出来ないの?」と思わずにいてください。
病院では、発作を抑える薬や発作が起きにくくなる薬などを処方してくれるます。
まずは、専門医に相談してください。
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この胸のつかえ、もしかしたら胃のせい?
あなたが感じている胸のつかえによる息苦しさは、もしかしたら逆流性食道炎という胃腸の病気かもしれません。
逆流性食道炎は、通常は一方通行の食道を胃酸が逆流することで起きる病気です。
胃酸は本来胃の中にいます。
食べ物が胃にたどり着くと、消化酵素を含んだ胃液と酸性の強い胃酸によって、小腸が栄養分として吸収しやすいように分解します。
そのため、胃はこれらの酸に強い粘膜でコーティングされています。
ところが、食道はこういった防御本能を持っていません。
ですから何らかの原因で胃酸が逆流すると、逆流した胃酸が抵抗力のない食道を傷つけ、炎症を起こします。
これが、逆流性食道炎です。
原因は、いくつかあります。
①飲み過ぎ、食べ過ぎ
これは一過性のものと考えられます。アルコールの飲み過ぎや暴飲暴食、喫煙などが原因として考えられます。
②加齢
加齢によって、胃酸の逆流を防ぐ下部食道括約筋の機能が低下したためと考えられます。
③胃の中の圧力が上昇した
ベルトの締めすぎや前かがみの姿勢を長時間続けていると、腹圧がかかって胃の中の圧力が上昇します。このことが原因で起きる可能性があります。
④ストレス
ストレスによって食堂が過敏になると、逆流性食道炎になります。
逆流性食道炎は、普段通りに過ごしていても胃酸が逆流することがるので、一般的に日常生活に支障が出るといわれます。
胸のつかえやムカムカによって、気分がすぐれなかったり、寝不足が続くなどの症状が出ます。
暴飲暴食などによる一過性の症状の場合は、生活習慣や食習慣を見直すことですぐに改善されます。
ただしその他の場合は、専門医に早めに見せてください。
逆流性胃腸炎は、投薬による治療によって症状の改善や完治が見込める病気です。
胸がつかえて、しかも背中が痛くなったら何が原因?
胸がつかえて苦しい時に、もしも背中が痛いと感じたら、それは心臓からの危険信号かもしれません。
胸の中心部分にある心臓は、常に動き続け体中に血液を送り込む大切な役割があります。
この心臓に異常がある場合、胸のつかえと一緒に背中が痛くなる病気があります。
こうした心臓に関わる病気のことを、虚血性心疾患と呼びます。
●虚血性心疾患の代表例 狭心症・心筋梗塞
<主な症状>
・動くと胸がつかえて苦しい
・背中が痛い
・胸がドキドキすると背中と一緒にみぞおちが痛む
・左の肩や腕が重だるく感じる(または上げづらい) など
<主な原因>
狭心症と心筋梗塞は症状が似ていますが、より深刻な病気なのが心筋梗塞です。
狭心症の場合心臓に送られる血液が、一時的に不足することが原因です。
そのため、心臓の動きが一時的に鈍くなります。
ところが心筋梗塞の場合は、心臓の冠動脈が詰まるのが原因のため、発作を起こすと最悪の場合心臓の筋肉が壊死してしまうことがあります。
心臓の筋肉は一度壊死してしまうと、再生することは不可能です。
これらの狭心症と心筋梗塞を起こす背景には、生活習慣の乱れによって起きた動脈硬化が関係していると考えられます。
寝不足や疲労の蓄積、過度のストレス、油っぽいものや高カロリーの食事などが続いてしまうと、血液がドロドロの状態になります。
こうなると血管が詰まりやすくなり、動脈硬化を引き起こす原因になります。
<対処法>
狭心症と心筋梗塞は、症状の継続時間の違いで判断することがあります。
もしも胸がつかえて苦しく背中が痛い症状が数分で治まるなら「狭心症」、30分以上経っても治まらない場合は「心筋梗塞」の可能性があります。
心筋梗塞の場合治療が遅れると命の危険性もあるので、この症状が出たら一刻も早く病院を受診してください。
そうですね。痛みの具合によっては、一刻を争う病かもしれません。普段とは違う痛みを感じたら、迷わず専門医に診せるのが一番ですよ。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は胸が得つかえて苦しい時の原因と対処法を中心に、様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1、胸がつかえて苦しい時は、ストレスが原因の場合が多い
2.胃腸の調子がおかしい時も、胸がつかえて苦しくなることがある
3、胸がつかえて痛みがある場合は、どの部分が痛いかを知ることが重要。
このようになります。
この記事で学んだことを、ぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪
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