あばら骨を押すと痛い?右左別に原因と対処法を解説!
日常生活の中で、あばら骨を押すと痛みを感じることがありますよね。
その時に、何が原因で痛みが出ているのかとても不安になってしまいます。
しかし、体の上部はあばら骨で覆われていることは、知っている方はとても多くいます。
そのため、痛みを感じるとより不安になってしまうことがあります。
実際には、内臓などの疾患が原因であばら骨に痛みを感じることがあります。
でも、実際にあばら骨の左右の痛みには、どのようなことが原因で起こるのか?
今回はあばら骨を押すと痛いときの原因と対処法を、左右別に解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
あばら骨を押すと痛い原因について
普段の生活の中で、くしゃみや咳をしたときに、あばら骨に違和感がある方は多いと思います。
まずは、あばら骨を押すと痛みがある時の原因について解説していきます。
筋肉痛が原因の場合もある
普段行っていない運動を急に行ったりすることで、普段使用することがなかった筋肉を使われて、筋肉痛が起きます。
それが、あばら骨の周囲であると、あばら骨周囲の筋肉が筋肉痛になってしまうことがあります。
そのことがきっかけで、あばら骨を押すと痛むようになることも。
筋肉痛であれば数日経過すると痛みは軽減してくるので、心配しなくても大丈夫です。
あばら骨にひび入っている場合もある
少しの動作であばら骨に違和感があり、あばら骨を押したときに痛みを感じたのであれば、あばら骨にひびが入っていることも考えられます。
階段から落ちたときや、転倒が原因の場合だとあばら骨にひびが入っている場合があります。
あばら骨が骨折している場合もある
あばら骨を少し押すだけで痛みを感じる程度であれば、筋肉痛などが考えられますが、あばら骨を押したときにとても痛みが強い場合は、骨折などが考えられます。
場合によっては少しの刺激で骨折してしまう可能性もあるので、注意が必要になってきます。
あばら骨の右側が痛いときの原因について
あばら骨は、内臓を囲い込んでいる骨であるので、あばら骨の骨折などが原因でないこともあります。
その時に、あばら骨の右側が痛いと言ったときに考えられる原因について解説していきます。
肋間神経痛が原因
肋間神経とは、背骨から出来る神経であり、なんらかの刺激が加わって神経の痛みが生じてしまうことがあります。
右側は、肋骨があり神経が多くあるので、肋間神経痛が起きやすいのです。
胸膜炎(きょうまくえん)が原因
胸膜炎になってしまうと、主に胸が痛みます。
しかし、あばら骨にも痛みを感じることがあるので、右のあばら骨に痛みがあるときは胸膜炎を疑ってみても良いかもしれません。
さらに痛みと同時に血痰や息切れなどの症状もあるときは、胸膜炎が原因の場合が多いです。
あばら骨の左が痛いときの原因について
痛みのある部分が左側であると、あばら骨以外の部分が原因となっていることもあります。
左には、心臓や胃などの臓器があるので、臓器に異常がある場合、左側のあばら骨に痛みを感じることがあります。
胃潰瘍が原因
ストレスなどが原因で、胃潰瘍になってしまうことがあります。
しかし、胃潰瘍が原因で左のあばら骨に痛みが起きてしまうことがあります。
胃の痛みでありますが、あばら骨で覆われているために、あばら骨を少し抑えたりすることでより痛みを感じたりすることがあります。
狭心症が原因
狭心症の場合、胸が締め付けられるような痛みを感じます。
しかし、心臓は左側にある為、あばら骨に痛みを感じることもあります。
心筋梗塞が原因
心筋梗塞の場合は、胸に激しい痛みが30分ほど出ます。
その為、あばら骨に痛みを感じてしまうことがあります。
しかし、心筋梗塞の痛みは我慢できないことも多いので、痛みが出た場合は、すぐに受診してもらうことが望ましいです。
内臓の腫れが原因!
他の疾患で、内臓が腫れてしまったりしてしまった時に、神経が圧迫されてしまって、左側のあばら骨に痛みを感じやすくなってしまいます。
あばら骨が痛いときの対処法について
あばら骨が痛いときは、骨折などが考えられれば、すぐに受診を行うことが難しいのですが、すぐに受診を行うことが出来ない場合もあります。
その時に、痛みを緩和することが出来る対処法を解説していきます。
コルセットなどで固定する
あばら骨に痛みを感じたときには、あばら骨にひびや骨折が生じていることがあります。
その時は、むやみに動かさないで固定をするようにして下さい。
痛み止めを服用する
あばら骨にひびが入っていたり骨折していたりすると、ちょっとしたことで痛みが生じます。
その為、鎮痛薬を服用して痛みを緩和させることも必要になってきます。
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あばら骨の右側が痛いときの対処法について
左側のあばら骨に痛みを感じたときには、とても不安になってしまいます。
しかし、原因が分かればしっかりと対処法を行うことができるので、それぞれの疾患にあった対処法を解説していきます。
肋骨神経の対処法について
肋骨神経痛の原因は、疲労やストレスが原因の場合がとても多いです。
その為、日常生活の中で、自分にあったストレス解消法を見つけて、ストレスを溜めないようにするようにして下さいね。
また、疲れを感じたときは、休むことを忘れないで体を養ってあげるようにすると、肋骨神経が軽減されることもあります。
胸膜炎の対処法について
胸膜炎が原因の場合は、しっかりと医療機関を受診して治療を行うことが必要になってきます。
右のあばら骨の痛みと同時に、血痰や息切れなどの症状がある場合は、1度内科を受診してみて下さいね。
あばら骨の左が痛いときの対処法について
次はあばら骨の左が痛いときの原因別の対処法について解説していきます。
胃潰瘍が原因の時の対処法について
胃潰瘍は、ストレスなどが原因で起きてしまう疾患です。
胃潰瘍の場合は、自然治癒が少し難しくなるので、消化器内科を受診してきちんと対処を行うことが大切です。
狭心症が原因の時の対処法について
狭心症の場合は、痛みがすぐに治まるので安心してしまうことがあるとは思いますが、そのまま放置しておくには、少し不安です。
その為には、循環器内科を受診して治療を行うことが必要になってきます。
心筋梗塞が原因の時の対処法について
心筋梗塞の場合は、本当に強い痛みを胸に感じます。
激しい痛みの時は、心筋梗塞が原因の場合があります。
命にも関わってくるので、放置せずに必ず医療機関を受診して診断してもらいましょう。
内臓の腫れが原因の時の対処法について
内臓の腫れは、自分で診断することはとても難しくなっています。
その為、痛みを感じたときは、医療機関を受診して診断してもらうことが大切です。