男なのに胸を押すと痛い!しこりがあるとヤバイ?
今回は胸を押したときに痛みがあったときの原因と対処法について、はじめ君と神田先生と一緒に見ていきます。
今回は2つの見出しに分けて、男なのに胸を押したときに痛みがあったときの対処法について解説をしていきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
男でも胸が痛くなるのは正常?それとも異常?
胸の痛みでテレビやメディアがよく取りあげるのは、圧倒的に乳がんの話題が多いですよね。
若い女性の間でも乳がんの可能性はあるので、早期発見・早期治療を訴えるテレビコマーシャルやニュースを目にすることも多いのではないでしょうか?
そんな胸の痛みが男なのにあったとしたらこれは、よっぽど危険な病気かただの勘違いなのか不安になりますよね。
たしかに女性と違って男の場合、「胸の痛みやしこりを感じる」または「悩んでいる」という話は、ほとんどといっていいほど周りで聞くことがありません。
「もしや、ただの勘違い?」
いえいえ、男性だって胸の痛みやしこりを訴える人はいます。
ただの勘違いではありません。
同じような悩みを持っている人だって、実はいるんです。
ただ不安や悩みをかかえていても、女性以上に「恥ずかしい」という気持ちがあるだけです。
胸を押したときに痛みがあるということは、男女問わず起こるものです。
だから、これだけで自分が異常かもしれないと思い込む必要はありません。
大切なのは、
・痛みの原因
・しこりがあるかないか
ということ。
実は胸のトラブルの場合、痛みがあっても病気ではない可能性があります。
逆に一番怖いのが、痛みとともにしこりがあったときのことです。
今回は痛みの原因としこりについて詳しく解説していますので、症状の確認をしながらチェックしていってください。
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胸の乳首を押すと痛い!それってただの変態?それともヤバイ病気?
・胸を強く押すと痛いとき
・乳首がシャツに触れて痛みがあるとき
その痛みの正体は、乳腺炎かもしれません。
この乳腺炎は、男性もかかります。
なぜなら乳腺は女性だけでなく、男性も持っているからです。
症状はさまざまあります。
特に多いのは、
・乳首のしこり
・痛み
乳首をチェックしてみるとコリコリしていたり、胸を押すと痛みを感じるというのが多いです。
なかには乳首をぎゅっとひねると、男性なのに白っぽい分泌液が出るというケースもあります。
原因として考えられるのは、ホルモンバランスの崩れといわれています。
男性にも女性ホルモンがあります。
女性ホルモンにはエストロゲンという物質があり、この物質が多く分泌されると、乳腺症になると考えられています。
男性も乳がんはあるので「痛み」「しこり」があると、不安を感じる人も多いはずですが、同じ症状があっても乳腺症の場合は、病気ではありませんので治療は行いません。
もしも痛みやはれ、しこりが気になる場合は乳腺外科または外科を受診してください。
男の胸のトラブルで一番多いのは女性化乳房症
いま、見出しを見てぎょっとしませんでした?
もう一度確認のために言いますが、この病気の名前は「女性化乳房症」です。
実はこの病気は、男性の胸のトラブルで最も多い病気といわれています。
女性化乳房症の症状の特徴は
・乳首の下側に痛み
・乳首の下側にしこり
が生じることです。
両方出来ることもありますが、片方だけというケースもあります。
この病気はいくつかの原因が考えられますが、主に男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが崩れたことが原因だと考えられます。
症状もしこりや胸の痛みだけでなく、胸が大きくなります。
注意しておきたいのが、肥満気味の場合だと、女性化乳房症と判断されたらその原因が脂肪にあることが多いという点です。も
ちろん判断するには乳腺の状態や脂肪の具合なども関係しているので、すぐに判断できるものではありません。
ほかにも女性化乳房症の原因として
・肝臓や腎臓の異常
・甲状腺の異常
も考えられます。
こういった病気で薬を処方されていた場合、薬の副作用によって症状が出ることもあります。
女性化乳房症は胸の痛みやしこりを伴いますが、基本的には一年くらいでこれらの症状が解消されていきます。
しこりがそのまま残ることもありますが、痛みはなくなります。
もしも痛みが我慢できないようであれば、しこりの部分だけを取り除く乳腺切除術という方法もありますので、病院では乳腺外科または外科を受診するとよいでしょう。
男の乳がんは60代がピーク
男性も乳腺を持っているので、乳がんになる可能性はあります。
ただし男性の乳がん発症は、女性の乳がん患者の100分の1といわれていますので、女性ほど乳がんのリスクはありません。
女性の乳がんでは、20代の女性でも発症することが多いですが、男性の場合は、主に高齢の場合に発症しやすいといわれています。
男性の乳がんは、60歳がピークといわれていますので、年齢が低くしこりや痛みを感じる場合は、乳がん以外が原因であると考えてもいいでしょう。
ただし男性の乳がんは、発症すると進行が早いといわれています。
というのも、女性と比べ男性は皮下脂肪が少ないからです。
しかも、予後が悪いというのも注意すべきところです。
女性は早期発見で治療を始めれば、5年以上の生存率がかなり高いのが乳がんですが、男性の場合はなかなかそうはいきません。
一般的に乳がんになるというイメージが少ないことと専門家による検査に抵抗感が強いことから、発見が遅れ、気がついたら大変なことになっていたということもあります。
もしも胸を押すと痛みがありしかもしこりが気になるなら、早めに外科を受診するようにしましょう。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は男なのに胸を押したときに痛みがあったときの対処法を中心に、様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1、男でも胸の痛みやしこりで悩む人は多い
2、肥満や内科系の病気が原因で胸が痛くなったりしこりが出来ることがある
3、男の乳がんは珍しいが、発症すると進行が早く予後も悪い
このようになります。
今回の解説を、ぜひ普段の生活に役立ててくださいね。
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