おりものがサラサラして水っぽい!排卵日が関係してる?

今回はおりものがさらさらして水っぽい時に考えられる原因と?という質問ですよね。

女性にとって普段から身近な存在にあるおりものは、女性ホルモンの分泌に大きく左右されます。

おりものはこうした女性の変化に深くかかわっているので量や色、においなども生理の周期によって変化します。

今回はそんなおりものがさらさらして水っぽい時に考えられる原因について、はじめ君のお母さんと神田先生と一緒に見ていきます。

はじめ君のお母さん
先生、今回は私にとっても興味があるテーマなんです。ぜひ詳しくお願いします!
病に詳しい神田先生
わかりました!しっかり解説していきますよ!

今回は2つの見出しに分けて、おりものがさらさらと水っぽい時に考えられる原因について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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おりものは生理の周期で変化する

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おりものは、いつも同じ状態とは限りません。女性ホルモンの分泌と深いかかわりがある為に、生理の周期に合わせて変化するのがおりものです。

生理の周期は、4つに分類されます。

 

●月経期(生理期)

子宮から剥離された子宮内膜やそれに伴う出血を、体の外に排出する時期です。

一般的にこの時期を、「生理」といいます。

おりものは、前回の生理の残りの血が混じることがあります。

血液は時間がたつと酸化して茶色に変色するため、これらが混じったおりものは茶色が買っていることがあります。

おりものは、生理が終わるころには全体的にさらさらと水っぽくなります。

 

●卵胞期(増殖期)

受精するために必要な卵子を作る卵胞が、成長していく時期です。

この時期は、子宮の内膜も成長し、厚みを増してきます。

おりものの量は、生理周期の中でこの時期が一番少なくなります。

粘り気はほとんどなく、さらりとした感じです。

 

●排卵期

この時期に精子が卵子と出会うと、受精卵となります。

そのため、精子を無事に卵子まで送り届ける役割を持つおりものは、量がふえ、粘り気が強くなります。

 

●黄体期(前期)

排卵後から月経が始まるまでの期間をいいます。

おりものは、排卵期のあとから徐々に少なくなり、全体的にさらりとした感じになります。

 

●黄体期(後期)

生理の直前の時期です。

一度少なくなったおりものの量が、再び増えます。この時期のおりものは、においが強くなることもあります。また、生理の直前なので、おりものに血が混じることもあります。

はじめ君のお母さん
こうしてみると、おりものって量が増えたり質感が変わったりを繰り返しているのね。
病に詳しい神田先生
ほかにも、ストレスや体の不調によってもおりものは変化しやすいので、普段から自分のおりものの状態を良く知っておくことが大切ですよ。

 

おりものが水っぽい時に考えられる病気の可能性

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生理の直後でもないのに、おりものがさらさらと水っぽいのなら、細菌感染の疑いがあります。

 

●トリコモナス膣炎

トリコモナスという微生物が膣内に寄生することで発症する病気を、トリコモナス膣炎といいます。

症状の特徴は、外陰部への強い痒みとおりものの変化が見られます。

おりものの量は増え、水っぽい質感になります。色が黄色になることもあり、場合によってはひどい匂いを発することもあります。

トリコモナス膣炎は、性交渉によって感染します。

性交未経験の女性や子どもでも感染することがありますが、この場合は、不特定多数の人が集まる水場が感染経路となります。

症状に思い当たることがあれば、早めに専門機関を受診し治療を始めましょう。

もしも、パートナーが感染していれば、あなたも感染している可能性があります。

また、あなたが感染していれば、パートナーにも感染の可能性が出てきます。

ですから、感染の心配がなかったとしても、念のために検査は受けておくことをおすすめします。

 

●クラミジア頸管炎

クラミジア頸管炎も、おりものはさらさらと水っぽくなることがあります。

感染経路は性器からだけではありません。

口の中でもクラミジアは繁殖できるので、感染しているパートナーとキスをするだけでも病気がうつることもあります。

症状が進行すると、おりものに血や膿が混じることもあります。

また臭いがきつくなり、色も黄色っぽく変色します。

クラミジア頸管炎は、発見が早ければ、1週間程度で完治する病気です。

ただし治療をせずに放置していると、クラミジアの感染範囲が卵管など別の場所にまで広がり、さらに別の病気を併発する危険もあります。

治療は、クラミジアを排除するための薬を服用する方法がとられます。

ただし、治ったとしても、パートナー側にクラミジアが残っている場合は、再発する可能性もあります。

ですから、思い当たる症状がある場合は、パートナーと一緒に検査を受けることが一番です。

妊娠中にも感染することがあります。

この場合、稀にクラミジアが原因となって流産や早産を引き起こしたり、分娩中に胎児が新生児結膜炎にかかる危険性もある為、早めに専門医に相談するようにしてください。

はじめ君のお母さん
性交渉による感染の場合は、パートナーとも協力して治療に当たる必要があるのね。
病に詳しい神田先生
そうですね。特に20~30代の若い年齢の感染者が多い病気ですので、症状が気になる場合には、まず検査を受けてみることが大事ですよ。

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もしかしたら、これって妊娠の兆候?

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妊娠の超初期には、普段のおりものとは違う変化が見られます。

そのうちの一つに、さらさらと水っぽい質感のおりものが出ることがあります。

「さらさらとした水っぽいおりものが出たら妊娠」と断定することはできませんが、多くの経験者が実際に妊娠した直後に水っぽいおりものがあったと答えているので、妊娠の可能性を知る一つの判断材料にはなるでしょう。

妊娠超初期のおりものは、色が白っぽく、さらさらと水っぽいというのが特徴です。

これらは、妊娠によってホルモンの変化が起きるために起きる現象です。

妊娠は病気ではありませんが、量が多く水っぽいおりものが出るため、おりものシートを利用して清潔な状態を保つことで雑菌やカビの繁殖を防ぐことになります。

はじめ君のお母さん
そうね、女性ならおりものに変化があった時は、まずは妊娠の可能性を考えるのは大切なことよね。
病に詳しい神田先生
そうですね。妊娠検査薬での判定より前に妊娠の可能性を知る手掛かりとなるのがおりものですから、ぜひとも普段から自分のおりものの様子をチェックしておきたいものですね。

 

まとめ

では、今回のまとめの方に移っていきます。

今回は「さらさらとした水っぽいおりものが出た時の原因」を中心に様々なことをお伝えしてきました。

今回の要点を押さえると・・・

1、生理周期によっておりものには様々な変化が起きる

2、水っぽいおりものの原因としては、性行為による細菌感染の可能性もある

となります。

この記事で学んだことをぜひ日々の生活に活かしてみてくださいね♪

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