生理の量が少ないし茶色!その原因と対処法を解説!
毎月ある生理は十人十色で人によって辛かったり、特に何もなかったり様々です。
色や経血の量もそれぞれなのですが、一般的な目安というのもあり、その目安から大きく外れていたら不安になってしまいますよね。
今回は、
・生理の量が少ないのはいけないことなのか?
・生理の色が茶色なのは危険なのか?
・生理の量が少ないし茶色い場合に考えられる病気
・生理の量が少ないし茶色い場合の対処法
といったことについて解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
生理の量が少ないのはいけないこと?
一般的に生理で排出される経血は多くても140ml程とされています。
生理で排出される経血が少ないとなると考えられるのは、卵巣の機能が低いということです。
生理の量が少ない経血は卵巣の機能低下が原因というのが多いのですが、個人差もあり、体質と言われればそれまでなのですが急な量の減少は不安に感じる方もいるかと思います。
卵巣の機能が低下しているということは、卵巣機能が正常に働いている人に比べたら妊娠しにくいとも言えますので、妊娠希望の人からしたらメリットがあることとは言えませんよね。
また、ホルモンバランスの乱れが原因で量が少ない場合もあります。
40代過ぎの方は閉経が近づいているために生理の量が少なくなっている可能性もあります。
思春期の場合は生理は始まったものの、子宮がまだ成長段階で量が少ないこともあるので、激しい痛みが無い限りは特に心配する様なことでもないです。
生理の色が茶色は危険なの?
1日目の生理で経血が茶色なのは特に問題はありません。
しかし、気づいたら今回の生理、赤い経血がなかった?と感じたら、ちょっと注意かもしれません。
茶色い経血はオリモノなどの粘液が混ざって出ているものですが、そのオリモノは何が原因で出ているのか?
例えば、カッテージチーズ(画像はコチラをクリック)の様なオリモノが出て何だか臭う場合。
これは、カンジダ症の可能性が考えられます。
カンジダ症は免疫が低下している時に発症しやすく、性行為をしていなくとも発症します。
また、細菌感染の例では性行為で感染するクラミジアなども。クラミジアは子宮に炎症を起こすので、生理でもないのに茶色の経血を排出場合もあります。
また、妊娠した際も着床出血というものが起こり、これが原因で経血が茶色い場合もあります。
生理きたかな?と思っても、量が少なく、更に経血が茶色で、すぐ終わってしまった場合は妊娠の可能性も考慮する必要があります。
妊娠検査薬は生理予定日から2週間後に使用可能なので、まずは市販の検査薬でチェックしてみましょう。
生理の量が少ないし茶色なことで原因として考えられる病気
単純に卵巣機能の低下だけではなく、生理の量が少なくて生理が茶色な場合で考えられる病気も多々存在します。
最初は少ないだけの生理でも放っておけば病気にもなりかねないので、こちらでは放っておくと怖い生理の量が少なくて生理が茶色なことで考えられる病気について解説していきます。
ぜひ参考にしてみてください。
ホルモンバランスの乱れ
女性に生まれた以上、ホルモンバランスに関しては切っても切れないものです。
特に生理前後や(生理はないですが)妊娠中や更年期障害の際にはホルモンバランスによって、不調になるケースも多いはずです。
このホルモンバランスは、ストレスや睡眠不足など簡単なことで乱れます。
生理にもバッチリ影響を出すので、そのせいで生理の量が少ない、茶色い!という症状になる可能性はあります。
場合によっては、生理が来ないなんて症状が現れることもあります。
子宮内が傷ついている
子宮内が傷つく原因は主に2つです。
中からウイルスや細菌によって傷つけられているか、外からの異物によって傷つけられているか。
中からの場合は上記で挙げた腫瘍の炎症などによるものも傷ついているといえます。
また、カンジダやクラミジアも細菌感染によるものなどで同様ですね。
外から傷つけられるものについては女性ならば性行為が一番多いのではないでしょうか?
しかし、クラミジアについては外から持ち込まれるものなので、紙一重と言えますね。
細菌感染予防には避妊具の装着が必須になります。
これでほとんどの感染は防いでくれるでしょう。
また、性行為以外の感染においても、免疫力をつけることで回避出来る可能性も。
健康的な体作りが重要となります。
血行不良
経血が黒かったり、茶色かったりする場合は血行不良の可能性を考えてみてもいいかもしれません。
ドロドロになった血液は外に出にくくなってしまい、膣内に長くいることで酸化してしまいます。
そのため、本来の真っ赤な色ではなく黒色や茶色になってしまうのです。
体質もありますが、血行不良の場合は食生活で脂っこい物を食べ過ぎることでなる可能性も。
食生活をバランス良くして、運動も取り入れることで流れの良い血流にしましょう。
また、膣内の経血は本来外に排出しなければならないものなので、出来ればシャワーや専用の洗浄液で洗い出してあげるのがいいかもしれません。
子宮の腫瘍
子宮に腫瘍ができる病気には何種類かあるのですが、重要なのはその腫瘍が良性腫瘍か悪性腫瘍かということです。
悪性の場合は腫瘍が原因で、炎症が起き出血し、酸化した茶色い血が排出され、「生理かな?」と思う人も少なくありません。
そのため、発見が遅れて重症化する場合もあります。
良性の場合は痛みが起こることや死に至るケースはまずありませんが、良性が悪性に変わるというのも珍しくはないので、油断は出来ません。
妊娠を希望される方は良性腫瘍でも気にかけて検査等を頻繁に受けた方が良さそうです。
悪性腫瘍の場合はその名の通り体に悪影響を及ぼします。
痛みを伴う場合もあり、最悪の場合は子宮頸癌を発症することもあります。
違和感や痛みを感じたら早い段階で婦人科に足を運んでください。
癌の場合は早期発見が完治への近道です。
スポンサーリンク
生理の量が少ないし茶色の時の対処法
生理の量が少ないし茶色い理由やなりうる病気などについて解説してきました。
最後にそれを踏まえた上で、生理の量が少ないし茶色の時の対処法について解説していきます。
不安な気持ちが少しでも和らげばと思います。
生活習慣の改善
ホルモンバランスが乱れる要因は様々ですが、基本的には、
・食事や睡眠
・ストレス解消
などを意識することによりバランスが整うとされています。
食事は3食きっかり肉も野菜もバランス良く食べること。
たまには女性の体作りに欠かせない「葉酸」をサプリで摂取するのもおすすめです。
また、充分な睡眠時間で早寝早起きを心がけましょう。
多忙な生活の中で睡眠時間が割けない人は短くても良質な睡眠が取れる様に寝る前にリラックス効果のあることを試すといいでしょう。
適度な運動や好きなことを好きなだけやるなど、自分を甘やかすことでホルモンバランスは良好になります。
禁煙&禁酒
女性に限らず男性にも言えることですが、煙草やアルコールは体に良い影響を与えません。
煙草は血行を悪くするとされており、
・血行不良になる
・生理前症候群が辛くなる
といった症状が現れやすくなっています。
タバコを吸っていない人でも受動喫煙で悪影響のリスクがあります。
また、アルコールにおいては血行は良くなりますが、アルコールの成分がホルモンバランスを崩します。
程よい量ならば構わないですが、飲み過ぎはNGです。
もし仮に生理を気にするのであれば、禁煙&禁酒は必須です。
健康には変えられませんからね。