おりものが毎日出る時の原因と対処法は?臭い時はどうする?
女の子なら必ずあるのが「おりもの」って言われても、なんだかよくわからないですよね?
トイレに行ったときになんとなくべたべたして、下着が濡れてしまうあの嫌な感じ。できれば出てきてほしくないし、なんだかわからない病気だったら不安…。
今回は、初めて周りの人からきいた「おりもの」の話を、はじめ君のお母さんと神田先生と一緒に説明していきましょう。
では、早速見ていきます。
おりものって何?
下着にネバネバしたものがくっついていると、気持ち悪いし、嫌な気分がしますよね。
この気持ち悪いものの正体は、「おりもの」。
おりものは、膣(ちつ)という部分から出てくる液体のようなもので、赤ちゃんが出来る部分に出る汗のようなものです。
赤ちゃんが出来るには、女の人が持っている卵子と男の人が持っている精子が、女の人の体の中で合体(受精)することが必要です。
その赤ちゃんの卵が成長していくための場所に、菌や細菌といった悪いばい菌が入ってこないようにする役割があるので、「おりもの」は、おしっこと違って少しネバネバしています。
おりものは、赤ちゃんが出来る体になる為に必要な女性ホルモンが働くようになると、みんな自然に出てくるようになります。
だから、女の子ならみんな大きくなったらおりものが出てくるようになります。
おりものが出るようになるということは、体が大人になる準備を始めた証拠ですから、毎日出ても病気ではありません。
だから、心配することではないんですよ。
おりものになったら生理はならないの?
女の子が女の人になる準備が進むと、赤ちゃんが出来るために大切な子宮(しきゅう)が成長します。すると、体にいろんな変化が出てきます。
・おっぱいが膨らんでわき毛が生える
おっぱいが膨らむのは、女の子が大人になってきたあかしです。
同じように、今まで毛が生えていなかったわきにも、毛が生えてくるようになります。
・おしりが丸くなる
今までぺったんこだったおしりが、丸くなって、体全体もふっくらとした女の人らしい体になります。
おしりが丸くなるのは、骨盤(こつばん)が大きくなるからですが、他にも陰毛(いんもう)といって、またの部分にも毛が生えてきます。
おりものが始まる
おりものが出るようになると、もうすぐ生理が始まるというサインです。
内性器(ないせいき)といって卵子と精子が出会うために必要な部分が、きちんと成長してくると、おりものが出てきます。
おりものは、女性ホルモンといって、生理が始まる為に必要な体の分泌液(ぶんぴつえき)が出ることで始まります。
おりものが出るようになったら、お家の人にきちんと説明をして、生理が来た時の準備をしてもらいましょう。
おりものって臭うの?
おりものが出るのは、病気ではありません。
女の子が成長して赤ちゃんが出来る体になる為に、とっても必要なものです。
でもおりものは、一人ひとりそれぞれ違います。
量もそうですが、においも人によって強い人もいます。
おりものは、酸性の性質があるので、ちょっと酸っぱい匂いがすることがあります。
でも、これは病気でも何でもありません。
それに、同じ人でも、体調によって毎回違ってくるので、「こうなったら病気」ということはありません。
生理が始まる前には、おりものの量が増えます。
そのうち、よく眠ったのに昼間でも眠くなってしまったり、なんだか急に食欲が出てきたりします。
ほかにも、イライラすることもあります。
生理が始まるようになると、自分の体の変化が自然とわかるようになってくるので、メモしておくと安心できますよ。
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おりものが気になる時はどうすればいいの?
おりものも、下着が汚れてきになることがあります。
こんな時は、おりもの専用の使い捨てシートがあります。
これは生理の時に使うナプキンよりもうすく、しかも小さいので普段のショーツにつけていても気になりません。
おりもの専用シートは、ショーツがおりもので濡れて肌が汚れるのを防ぐ役割があります。
ですから汚れが気になったり湿って気持ち悪くなったら、早めにとりかえて、いつでも清潔な状態になるように気を付けましょう。
最近のおりものシートによっては、臭いが消える消臭タイプのものもあります。
おりものの臭いが気になる時は、こういった消臭タイプのおりものシートを使うのもいいですよ。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は、「おりものって何?」という質問をもらったので、そのことについてしっかりと説明してきました。今回の話を、分かりやすくまとめると…
1、 おりものは、女の子が成長をした証
2、おりものは臭うことがある
3、おりものが始まるともうすぐ初潮がくるサイン
となります。
おりものは、女の子ならみんな体験することですから、不安になる前にお家の人としっかり相談してみてくださいね。