喉で血の味がするのは病気なの?その原因と対処法!
今まで何ともなかったのに急に喉の奥から血の味がするという症状はありませんでしょうか?
ほんのり血の味がするくらいの症状の場合だと、ある程度の原因や対処法が絞れて来ます。
重い病気の場合もあるかも知れませんが、理由は単純なことかもしれません。
まずは焦らずに、理由を考えてみましょう。
今回は喉から血の味がした際の原因とその対処法を詳しく紹介していきます。
今回の流れ
喉で血の味がする際に考えられる原因
喉から来る血の味、しかしちょっと待ってください。
果たして、それは本当に喉の奥からでしょうか?
まずは口を大きく開けて、口内をチェックしてみましょう。舌は傷ついてませんか?
歯茎はどうでしょう?
口内はデリケートなので、おせんべいやちょっと固いもので傷ついてしまう場合もあります。
また、国民病とも言われる歯周病の心配もあります。
もしくは、金属の歯の詰め物が劣化している場合もあります。
口内は特に問題無し、ともなれば今度は喉の奥より先に以上がある可能性があります。
例えば、
・喉や胃
・食道や肺
に異常がある可能性が上げられます。
また、味覚障害も懸念されますが、これは自覚障害も出るので、症状としてははっきりとわかるかと思います。
もしくは、血の味がする前にひどい咳などに悩まされていませんでしたでしょうか?
その場合は喉を傷つけたか肺の損傷が疑われます。
喉で血の味が場合はどんな病気なのか?
上記で歯周病や口内の病気を上げましたが、以下ではそういったのは除外して、喉から血の味がする場合、推測出来る病気は6つ考えられます。
もちろん、他にも当てはまるものはありますが、今回はこの6つに絞ってみました。
喉で血の味がする時に起こりがちな病気で原因は一重に喉だけとは言いがたいです。
下記から病気毎に詳しく解説して行きますね。
逆流性食道炎
通常よりも多い胃散が分泌され、胃から食道へと逆流してしまうことで起こる逆流性食道炎。
胸焼けや出過ぎるゲップが症状の特徴でもあるのですが、胃散が逆流することで食道の粘膜を攻撃します。
それにより、炎症を起こし血が出るのです。逆流性食道炎では咳が出るのも特徴で、咳によって上がって来た血が喉から口内へ広がって血の味がするのではないでしょうか?
咳をした後に異様に血の味を感じる際は可能性が高いです。
肺炎
肺炎などの肺の疾患は、肺にある悪い物を出そうと、咳が出易いのが特徴です。
咳は体に何と負担がかかりがちな症状です。
咳のし過ぎで喉を痛めて、血が出ている可能性もありますし、咳のしすぎで肺の疾患は悪化して、出血し、咳とともに上に上がって来ているのかもしれません。
息苦しかったりすると注意が必要です。
また、痰に血が混じる場合もあります。
味覚障害
味が感じにくかったり、わからなくなる味覚障害ですが、症状は単純にそれだけではなく、味覚障害の中には実際血は出ていないにも関わらず「血の味がする」と誤った味覚を感じる場合があります。
その他にも何を食べても同じ味になったりする症状もあり、非常に複雑な病気なのです。
しかしながら、味覚障害の原因は「亜鉛不足」ということが多いです。
最近食生活がコンビニ弁当や外食ばかりになっていませんか?
思い当たる人は注意が必要です。
亜鉛はサプリでも摂取可能なので、手軽に取れますのでこういった症状の防止や改善にも有効です。
扁桃炎
扁桃炎は簡単に言うと風邪の症状です。
初期では決して出血までは行きませんが、放置すると悪化する場合があり、腫れ上がった扁桃からの血、もしくは咳のしすぎで喉を傷つけた可能性があります。
喘息
喘息でも上記の様に咳が止まらなくなる場合があります。
咳が原因で喉や気管を痛めて出血する場合があるので、喘息持ちの人は出血を防ぐ為にも苦しくなったら、早急に吸引機を使いましょう。
過度な運動や乾燥は大敵なので、冬場などは出来るだけ、保温と保湿を欠かせない様にするのもポイントですね
蓄膿症
老若男女誰でも発症の可能性がある蓄膿症は、鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こしている副鼻腔炎とも言われる症状の進化版です。
その原因は、
・風邪や花粉
・カビや細菌
と言われています。
鼻づまりが3ヶ月以上続くと副鼻腔に膿みが溜まって、蓄膿症へとなるのですが、鼻が詰まって息苦しかったり、鼻をかんでも残っている感じがしたり、鼻の奥で嫌なにおいがしたりします。
鼻が詰まっている状態で、鼻から鼻水が出にくく、蓄膿症の際に鼻血が出た場合、行き場を失った血が口内に来ることで、血の味がするのです。
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病院に行くまでの対処法
喉から血の味がするけど、なかなかすぐに病院に行けない人もいるかと思います。
まずは原因を知りたいところですが、悪化させないためにちょっとしたケアをしておきましょう。
まずは、下記の項目を実践してみましょう。
喉の病気だけではなく、胃の病気の場合などを配慮して、以下の6つの項目が有力な対処法と言えます。
風邪の症状の対処法と似ていますが、重要なのは病院に行くまでに出来るだけ悪い箇所を更に悪化させないことです。
マスクをする
風邪の際にも基本中の基本、マスクをするという行為はデリケートな喉を守ると共にウイルス性の感染で病気になっている可能性がある場合、他の人に感染させないようにするという配慮もあります。
キズがある場合、外部からのウイルスの感染は非常に危険なので、マスクをするのとしないのとでは、だいぶ変わってくるかと思います。
胃に負担をかけない食事をする
これは胃や食道が悪い際に配慮したい食事療法です。
消化が悪い物を食べることで、もしかしたら更に悪化する可能性があります。
特にものを飲み込んだ際に痛みを伴う人は是非、これは実行して欲しいですね。
おかゆやゼリーなどの基本的に噛まなくても食べられる様なものは胃に負担もかけにくいので、おすすめです。
ウィダーインゼリーなどのカロリーをつけられるものもおすすめです。
保湿をする
最初に紹介したマスクも同様の効果がありますが、喉を潤す保湿は細菌の繁殖を抑えることも出来るので、効果的です。
乾燥は細菌の繁殖を増やすので、口の中が乾き易い人は保湿をしっかりしましょう。
加湿器などがご自宅やお家に無い方でも、コップ1杯のお湯を近くに置いておくだけでも湯気が保湿効果をしてくれますよ。
痛い場合はカリン湯など喉に優しい温かい飲料を
喉が痛む人におすすめなのが、カリン湯やショウガ湯などの温かく甘い飲料です。
特にカリンは昔から風邪に良いとされてきましたので、効果はあるかと思います。
急なことで、作れない人は喉飴をお湯に溶かしても良いでしょう。
龍角散などはスーッとして、一時的ではありますが楽になりますよ。
辛いものやコーヒーなど胃や喉に良くない物は食べない
喉に一番良くないのが、辛いものやコーヒーなどの刺激物です。
もちろん、胃にもよくないので、病院に行って、許可が出るまでは摂取は控えてくださいね。
体を温めておく
風邪の場合は、免疫力を高める為に体を温めるのが重要なのですが、免疫力を上げておくと例え体内のキズでも治りが良くなります。
日頃から浴槽に長めに浸かるなど、体を温めておくと、免疫細胞が増えて、風邪にかかりにくくもなるので予防にもおすすめですね。