鼻の中が切れる!傷ができたけど治らない原因と対処法!
毎年毎年、秋口から春先にかけて乾燥の季節になると鼻の中が切れる、傷ができる、なんてことはありませんか?
しかも、すぐに治るはず!と思っていたのになかなか治らない・・・ということありませんか?
今回はそんな、鼻の中が切れる原因、そしてなかなか治らない傷の対処法をお話しします。
今回の流れ
一番の原因は乾燥?
秋口から春先にかけて、乾燥が気になる季節になります。
もともと乾燥肌の方だけでなく、多くの方が顔や体にクリームを塗って保湿ケアを念入りに行っている季節ともいえると思います。
しかし、鼻の中までケアする!なんて方は少ないのではないでしょうか?
思い返せば毎年毎年、この同じ乾燥する時期に鼻の中に傷ができて、かさぶたになる・・・なかなか治らないし困ってるという方もいらっしゃるのではないですか?
梅雨の時期や夏にはできにくい鼻の中の傷、実は一番の原因は乾燥なのです。
かさぶたの原因は乾燥
そんな異物感があり不快に思うかさぶたの原因は乾燥です。
空気が乾燥することによっておこるものなのです。
「ドライノーズ」というものです。
顔や体だけではなく、鼻の中も乾燥するのです。
「ドライノーズ」=「乾燥性鼻炎」といいます。
乾燥感やむずむず感を感じます。
鼻水は出ないのに、鼻をかみたくなります。
乾燥感と同時にピリピリとした痛みを伴うこともあり、症状がひどくなると傷ができ、出血したり炎症を起こし、かさぶたができる原因になります。
ドライアイやドライマウスなどは知っている、という方も多いですが、ドライノーズは知っている方も少なく、なぜだか分からず鼻をかんでいる方が多いようです。
風邪でもない、花粉症でもない、鼻水も出ないけどなんか花がむずむずしてついつい鼻をかんでしまう・・・そんな方は「ドライノーズ」かもしれません。
かさぶたができた!対処法は?
空気が乾燥することによって起こる鼻の中の傷は、傷を治すためにかさぶたが作られます。
かさぶたってなぜなのか、どこの場所にできてもはがしてしまいたくなってしまいますよね。
でも、はがすと傷の治りが遅くなるからと、できる限り我慢はします。
だた、腕や足のかさぶたと違って、その我慢ができないのが鼻の中のかさぶたなのです。
鼻の中に作られたかさぶたは、ものすごく異物感があり不快に思う方も多いです。
そして、その異物感をなくしたいがために鼻を強くかんでしまったり、触ってしまったりすると、安易にかさぶたはむけてしまいます。
鼻の長に傷ができ、かさぶたが作られ、かさぶたが向けた瞬間はすっきりしますが、またかさぶたは作られ異物感が出てしまう・・・
という連鎖が起きてしまいます。
かさぶたができたら、まずは「触らない」「いじらない」ことです。
かさぶたを取ったところで治りません。
病院で治療するなら
病院に行くなら、耳鼻科で受診をしてください。
癖になってしまう方も多い鼻かさぶたですから一度はしっかり診察してもらうと症状に合った薬を処方してもらえます。
人によっては「塗薬と、血管をつよくするビタミン剤」を処方されたり、ひどいときは炎症を抑える抗生物質やステロイド入りの塗薬も処方されるそうです。
自力で治すなら
自力で治すなら、ケガ等の化膿予防及び治療、おできに効く「ドルオマイシン軟こう」(600円~700円ほど)や「馬油」「オロナイン軟こう」「ワセリン」など人によっては効いたという人もいます。
(注意:市販の薬を使用するにあたっては自己責任になりますので責任をもってお願いします。)
顔や体に保湿クリームを塗るのと違って、鼻の中に薬を塗るという行為は確かに違和感を感じそうですが、軟こうなどを塗る量は「米粒程度」で大丈夫です。
指でつけるのではなく、清潔な綿棒で薬を塗るほうが、ばい菌が入りにくく塗りやすいでしょう。
オロナイン軟こうは、さまざまな傷ややけどなどに多使用している方もおおくいらっしゃいますよね。
「馬油」や「ワセリン」は油分が多く保湿力も高いので、かさぶたも柔らかくなり、乾燥した鼻の中の皮膚も潤うので薬が効いたら改善は早いです。
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鼻の傷やかさぶたを作らない対策は?
簡潔に言うと「鼻の中が乾燥しない環境づくりと対策が必要」です。
その対策方法をいくつか紹介します。
エアコンと加湿器を見直す
乾燥する秋口から春先にかけては朝晩だけでなく一日中冷え込む日も多く、ずっとエアコンをつけているという家庭も多いのではないでしょうか。
また、職場や外出先では年中エアコンがついているのが当たり前、ですよね。
適度な湿度は40%~60%です。
湿度が低いと、目、肌、喉の乾燥を感じやすくなり、風邪の細菌やウイルスの活動も活発になります。
反対に、湿度が60%以上になるとカビやダニが発生しやすくなりアレルギー鼻炎の方がつらくなります。
かといって、エアコンを使用せずに寒さを我慢するのもつらいですよね。
最近ではコンパクトでデザイン性の高い加湿器も多く出回っているため、部屋の中がそんな乾燥状態にならないように加湿器を置いている方も多いと思います。
職場でも持ち運び可能なパソコンにUSB型加湿器をつけていたり、卓上型エコペーパー加湿器をおいて対策している方もいらっしゃいます。
特に女性の方に多く見られますね。
男女問わずオススメです。
マスクを着用する。
最近ではドラッグストアなどをみるとマスクの種類もたくさんあります。
男性用女性用などの大きさの違いだけでなく、マスクの耳にかける紐がないもの、フレグランスつきのものなど、好みのものが見つかるのではないでしょうか。
持ち運び用に「マスクケース」なんてものも出回っています。
普通のマスクで効果が感じられない人は「濡れマスク」がおすすめです。
普通のマスクよりも濡れマスクは少々お高めなので、気軽につけたいのなら手作りしてみてはいかがでしょうか?
紙マスク2枚、濡らしたコットンがあれば簡単に作れます。
2枚のマスクの間に適度に濡らしたコットンを挟んだら出来上がりです。
マスクは使い捨てのほうが清潔です。
湯船につかる
普段のお風呂を手短にシャワーだけで済ませている方もいらっしゃいますが、湯船につかることで湯気と全身からの発汗によって「体の中から潤う」効果を期待できます。
また、先ほどお話ししたエアコンを見直す、という点でも湯船につかり十分にあったまればエアコンの使用頻度も少しは減らせるのではないでしょうか。
鼻うがいとドライノーズスプレーを使ってみる
直接鼻の中をうるわせることで予防にもつながります。
「ドライノーズスプレー」は、スプレータイプで使いやすく簡単に鼻の中を加湿できます。
そのため、乾燥感やむずむずひりひり感を改善できます。
ドラッグストアなどでも購入できますが、実はこのドライノーズスプレーは簡単に手作りできて副作用なども心配はありません。
その理由として、成分は塩化ナトリウム=食塩水を使用していて、それ以外のものは主に使用していないからです。
沸騰した湯500mlに食塩は45g(小さじ1弱)を冷ましてから清潔なボトルに入れるだけです。
小さめの鼻に噴霧できるタイプは100円均一にあると思います。
のこったものは冷蔵庫で2~3日保管できます。
使用前には人肌に温めて、少し上を向きながら噴霧し何度か息を吸います。
寝る前に使用することで、効果は得られます。
すぐにでも実践できそうな対策方法を4つ紹介しました。
これらの対策はドライノーズだけでなく、風邪予防対策にもなりますので是非試してみてください。
症状がつらい場合には早めに病院にかかり、診察を受けてください。