おしゃぶり昆布の食べ過ぎはヤバイ?栄養や効果も分かりやすく!

ちょっと小腹が空いた時や、ドライブインでの休憩中に、ついつい手を伸ばしてしまう「おしゃぶり昆布」

その可愛らしいネーミングと、あの後を引くしょっぱすっぱさに、伸ばした手が止まらず、アッと言う間に一袋を完食してしまった!

という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「昆布」と聞くだけで、ミネラルたっぷっりで体に良さそうなイメージがありますが、食べ過ぎると「バセドウ氏病」になるという怖い噂もあります。

昆布は本当は体に良いのか、悪いのか・・ここでは、昆布の栄養成分なども見ながら、昆布が体に与える影響についてご紹介していきます。

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実はダイエットに最適?!おしゃぶり昆布の効能

おしゃぶり昆布の元となる、昆布の効能を知る事で、おしゃぶり昆布が体に与える影響がわかってきそうですよね。

ここでは、昆布の効能を4つ挙げて行きましょう。

ダイエットに効果的!

ダイエットの大敵は「便秘」と言う事は、多くの方が知っている所ですよね。

そして、便秘を解消するには食物繊維が良いと言われている事も、また多くの方が知っている事だと思います。

排便を促すには、大腸の中にある「有機酸」が腸の壁を刺激する必要があるのですが、その有機酸を作り出すのが、大腸の中にある「善玉菌」と呼ばれるものなのです。

善玉菌の栄養素となるのが、実は食物繊維なので、食物繊維を多く含んだ昆布を食べることによって排便を促し、便秘を解消させることがダイエットに高い効果を与えるのです。

 

コレステロールや血圧を下げる!

昆布を水で濡らすと、表面がぬるぬるとしてきますよね。

このぬるぬるは、硫酸多糖と呼ばれる食物繊維の1つです。

ヌルヌルである硫酸多糖に含まれるアルギン酸という物が、コレステロール値や血圧を下げる効能を持っているのです。

メタボの原因でもある、

・コレステロールや余分な脂肪の消化吸収を抑える働き

・コレステロールを便として排出させる働き

をしてくれるのです。

さらには、血管の壁に付着してしまうコレステロールを少なくすることによって、動脈硬化をしっかりと予防する事が出来ます。

また、昆布に含まれているカリウムが高血圧を予防する役割を果たしてくれるので、動脈硬化や脳卒中の予防にも繋がるのです。

 

うつ病を防ぐ?!

昆布には、カルシムやビタミンA、ビタミンB2やカリウムといった成分も多く含まれています。

中でもカルシウムには、

・イライラをやストレスを緩和させる作用

・気持ちを安定させる作用

を持っているので、精神を健康に保つことに、高い効果を発揮します。

またビタミンA、B2は脂質の代謝を盛んにしてくれて、口角炎や口唇炎を防いでくれます。

ストレスからの口角炎などは、痛みによって更にストレスが溜まってしまいますので、ストレスの原因となるものを押さえてくれるのは非常に嬉しい事ですよね。

 

骨が丈夫になって、頭もよくなる!

昆布に大量に含まれている「ヨード」は、私達が食物として取り入れた栄養素を、エネルギーに変える役割を果たしてる「甲状腺ホルモン」を形成する上で、とても大切なものです。

大人だけではなく成長ホルモンとして、

・お腹の中の胎児が成長するための大事な役割

・子供の脳の発育や発達を促進する役割

などなど非常に大切な役割をするものなのです。

これだけ大切なものが「ヨード」から出来上がっていきますので、発育時にヨードの摂取が足りないと、骨の発育不全や知能低下を引き起こしてしまう恐れがあるのです。

いかがでしょうか。

昆布に含まれる栄養素は、どれもこれも体に良い物ばかり・・・

むしろ、なくてはならないものばかりですよね。

段の食生活の中で、お味噌汁や佃煮として積極的に取り入れつつ、おやつとして、おしゃぶり昆布を積極的に食べるのは体に良さそうな気がするのですが・・。

次の章では、昆布が体に与える悪影響をご紹介しますので、昆布に良い面、悪い面、両面を見て頂き、どのように生活に取り入れていくのが一番なのかを、ご一緒に考えていきましょう。

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昆布を食べ過ぎると目玉が飛び出す?!

体に良いことだらけのような気がする昆布の成分。

確かに一つ一つの栄養素は素晴らしい効能を持つものばかりなのですが、体に良いからと言って摂りすぎてしまうと、思わぬ大病を引き起こす原因になってしまう事も。

ここでは、昆布を食べ過ぎてしまうと、体にどのような悪影響が出るかを見て行きましょう。

下痢・嘔吐・腹痛を引き起こす

昆布そのものに、腹痛などを引き起こす成分は含まれていません。

しかし、体調によっては、昆布に多く含まれている食物繊維の力に体が負けてしまい、腹痛を起こすことがあるようです。

特に、食物繊維は腸の動きを活発にさせる働きを持っていますので、食物繊維の多く含まれた昆布を食べ過ぎてしまうと、腸の動きが活発になりすぎて下痢を引き起こしてしまうことがあります。

昆布はとても消化の悪い食べ物ですので、体調のあまり良くない時に食べると、消化不良や嘔吐の原因にもなってしまいます。

 

黒い便が出る

便の色には、食べた食品の色が多少なりとも影響してきます。

例えば、鉄分の多いホウレン草や春菊などを大量に食べると、緑がかった黒色の便が出ますし、トマトを大量に食べると赤みがかった便が出ると言われています。

そうすると、当然、昆布を大量に食べたときは、ホウレン草などを食べたとき同様、緑がかった黒色の便が出ることになります。

黒い便が出ると、「腸内での出血か?!」と驚いてしまうかもしれませんが、これはあくまでも食べた食品そのものの影響ですから、それほど気にする必要はありません。

しかしながら、下痢を伴う黒い便の場合は、胃腸内での出血など、病気である可能性もありますので、すみやかに専門医を受診することをお勧めします。

 

目玉が飛び出る

昆布に含まれているヨード自体は、体の成長にとても大切な物なのですが、摂りすぎてしまうと「バセドウ氏病」や「甲状腺機能低下症」を引き起こす原因となってしまいます。

特にバセドウ氏病は、自分の体内で甲状腺ホルモンを大量に作り出してしまう病気で、その結果、

・眼球が突出してしまう

・酷い動悸に襲われる

・甲状腺が腫れることによって首が太くなる

などの症状が見られます。

また、甲状腺の機能が低下すると、だるさを感じたり、皮膚が乾燥してしまったり、月経異常や不妊症にまで発展してしまうこともありますので、ヨードの過度な摂取には十分な注意が必要です。

 

まとめ

如何でしたでしょうか。

体に良いとされる成分をたくさん含んだ昆布を元に作られるおしゃぶり昆布。

食べ過ぎさえしなければ、効率的に健康な体を保つお手伝いをしてくれそうな食品ですよね。

また、昆布は非常にアルカリ性の高い食品ですので、弱アルカリ性で出来ている人間の体を酸性に傾きすぎないように中和するのには最高の食材とも言えます。

古来から海藻をたくさん食べてきた日本人は、「外国人よりもヨードをたくさん摂取しても害になりにくい民族」ともいわれていますが、それでもやはり食べ過ぎには注意が必要です。

特に甲状腺に問題を抱えていたり、糖尿病を患っている方は、医師と相談しながら、ご自身に合った「適量」を摂っていくことをお勧めします。

また、1日のヨードの摂取量を考えた時には、おしゃぶり昆布は、1日に1グラム~2gであれば食べても良いとされていますので、適度な量を食生活に取り入れながら、昆布の持つ栄養素を最大限に享受する健やかな生活を送っていけると良いですね。

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