お粥の簡単な作り方!コンソメなどの面白い味付けをたくさん紹介!
日本人にとって、なんだか懐かしい気持ちにさせてくれるのが「お粥」です。
病気の時や、海外からの帰国時に無性に食べたくなったりもしますよね。
ヘルシーフードとしても大人気で、最近はお粥の専門店が出来る程です。
ここでは、基本のお粥の作り方から、食卓にだしたら「お?!」と感動してもらえてしまいそうな程に技ありなお粥の作り方まで、様々なお粥のレシピをご紹介していきます。
今回の流れ
「お粥」と「雑炊」は何が違う?!
「お粥作って~」と頼まれたのに、お雑炊を作って出してしまっては、ちょっと恥ずかしい思いをしてしまいますよね。
では、そもそも「お粥」と「雑炊」は何が違うのでしょうか?
お粥と雑炊の違いを考えながら、まずは「基本のお粥の作り方」を見て行きましょう。
「お粥」ってなに?
一般的に「お粥」と言われたら、生米を多めの水で柔らかく炊き上げたものを言い、お米と水の分量によって呼び方が変わります。
お粥の水分量は「倍(ばい)」と「分(ぶ)」で現され、「倍」を使う時は、米の量に対する水の量の割合を言い、「分」を使う時は「全粥(米の量の5倍の水で炊くお粥)」と呼ばれるものを基準に考えた時の米の割合を言います。
例を挙げてみましょう。例えば、三分粥と言われたら、米の量が全粥の0.3と言う事になりますので、「米1に対して、水が20」。これを「倍」で現しますと米の量の20倍の水で炊くと言う事になりますので「20倍粥」となるのです。
*小見出し2「雑炊」ってなに?
雑炊は、だし汁に、炊いたお米と魚介類や肉類、それに野菜などを加えて再度炊き上げた物を言います。
お鍋の〆として、ご飯を入れて煮込むものと同じです。
もともとは、水を加えてかさを増すことから「増水」と言われていましたが、お粥とは違って、米以外の具材を入れる事から「雑炊」という字があてられるようになりました。
だし汁に入れる前に、炊いたご飯を水などで洗い、ご飯の表面の粘り気を取るのが雑炊。
粘り気を取らずに、ご飯の粒がのこらないところまで煮込むのが「おじや」です。
「お粥」と「雑炊」、「おじや」の違いは、知っているようで意外と知らなかったりもしますので、食卓に出す時に、この違いも一緒に説明してあげると、お料理上手なイメージがupするかもしれませんね。
スタンダードなお粥の味付けと作り方
ここでは、健康的な朝食メニューとしてや、病気で胃が弱っている時などに最適な、
一番スタンダードな硬さのお粥の味付けと作り方をご紹介しましょう。
お粥の材料(2人分)
・米 1/2合(90CC)
・水 600CC
・塩 ふたつまみ
作り方
- 米をボウルに入れて研ぎます。水が或る程度綺麗になるまで繰り返します。
- 水気を切った米を鍋に入れて、水600CCを注ぎます。
- 鍋を中火にかけます。表面が白く煮たってくるまで待ちましょう。
- 白く煮たってきたら、しゃもじやヘラで鍋底から丁寧に混ぜます。この時に鍋底に米がくっついて黒く焦げないよう、注意してください。
- しっかりと煮たったら、弱火にします。もう一度鍋底からひっくりかえすように混ぜて、箸が1本入る位の隙間を空けて蓋をし、そのまま30分~40分を目安に火にかけておきます。
- 時間が来たら、米の硬さを確認し、好みの状態になっていたら火を止めます。塩ふたつまみを入れて、もう一度優しく混ぜたら完成です。
簡単にできますね。
土鍋で作るお粥の方が美味しく出来上がると言われていますが、なんと炊飯器でも簡単に作る事が出来ます。
例えば、米を1/2カップ入れたら、その5倍の水を入れてスイッチを入れるだけで良いのです。
最近の炊飯器はお粥にも対応できるように作られているので、説明書を読んでみましょう。
醤油にコンソメ、牛乳も?!技ありお粥の種類
定番の塩のみで作るお粥も美味しいですが、ちょっと味が薄く感じたり、食べ飽きてしまったりもしますよね。そんな時には「味変えお粥」を作ってみましょう。
ここでは洋風のお粥と、中国風のお粥、そしてお子様に大人気お粥の簡単なレシピをご紹介します。
トマトたっぷり、コンソメお粥
【材料】
・米 1/2合(90CC)
・水 600CC
・コンソメ(細粒)適量
・プチトマト5~6個
・粉チーズ 適量
・黒胡椒 適量
【作り方】
- 米をボウルに入れて研ぎます。水が或る程度綺麗になるまで繰り返します。
- プチトマトは1/4にカットしておきます。
- 水気を切った米を鍋に入れて、水600CCを注ぎ、コンソメを投入します。
- 鍋を中火にかけます。表面が煮たってくるまで待ちましょう。
- 白く煮たってきたら、しゃもじやヘラで鍋底から丁寧に混ぜます。この時に鍋底に米がくっついて黒く焦げないよう、注意してください。
- しっかりと煮たったら、カットしたプチトマトと粉チーズを入れて弱火にします。もう一度鍋底からひっくりかえすように混ぜて、そのまま30分~40分を目安に火にかけておきます。
- 時間が来たら、米の硬さを確認し、好みの状態になっていたら火を止めます。お好みで黒胡椒を入れると、大人も満足な味に仕上がります。
ホッと心も体も温まる中華粥のレシピ
【材料】
・米 1/2合(90CC)
・水 600CC
・鶏もも肉 160g
・塩 適量
・生姜(皮をむいた薄切り)2枚
・長葱
【作り方】
- 鶏もも肉の皮を取り除き、細切れにしておく。※臭いが気になる方は、熱湯にくぐらせておくと臭みが消えます。
- 鍋に水を入れ、鶏肉と葱、生姜を加えて強火にかけます。
- 沸騰したら、しっかりとアクを取り除いてから、米を入れます。
- 鍋底に米がくっつかないように掻き混ぜ、再度沸騰したら中火にします。
- 米が好みの柔らかさになったら、葱と生姜を取り出して火を止めます。
- 塩を加えて味を調えます。
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子供に人気のミルク粥
【材料】
・米 1/2合(90CC)
・牛乳 500CC
・水 100CC
・コンソメ 適量
・玉ねぎ 中1/4
・スライスチーズ 1枚
・オリーブオイル 適量
【作り方】
- 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、玉ねぎを焦がさないように炒めます。
- 玉ねぎの色が変わったら、牛乳・コンソメ・水を入れて軽く煮たたせます。
- 米を入れて弱火にし、好みの柔らかさになるまで炊きます。(この時に、鍋の底に米がくっつかないよう、注意をしましょう)
- 米が好みの柔らかさになったら、火を止めます。スライスチーズを加えて混ぜ合わせ、お好みで黒胡椒をふります。
プラスαで入れると美味しい食材
最後に、お粥のお供として、一緒に食べたり、薬味としてお粥に入れると美味しい食材をご紹介しましょう。
ネギと梅干し
ネギは薬味としても重宝されますが、サッと散らすことによって色味も美しく、目を楽しませてくれます。
梅干しは食欲を増進させる作用をもっているので、定番お粥のお供として文句なしの1位と言えます。
海苔の佃煮となめたけ
海苔の佃煮を入れる事で、たっぷりとミネラルを摂ることが出来ますので、美容にもお役立ちなお粥が出来ます。
なめたけには、食物繊維が多く含まれているので、やはりこちらも美容に良いお粥を作ることが出来ます。
まとめ
如何でしたか?入れる食材や調味料でバラエティーに富んだお粥が作れますね。
お隣の韓国では、かぼちゃを使ったお粥がスタンダードだったり、マレーシアではココナッツミルクで作るお粥もあります。
スペインではお米とミルクで作ったお粥を冷やしてデザート感覚で食べたり・・と、国によっても様々なレシピがあるのです。
この機会に「我が家のお粥と言えばコレ!」というレシピを考案してみるのも、楽しいのではないでしょうか。