生理中や生理前に暑い原因!汗が出るし眠れない時の対処法も!

生理前や生理中に、身体がほてって気になるという人は意外と多いのでは?というのも、この症状には生理そのものが深く関係しているからなのです。

そうはいっても、

・仕事中に急に汗が出てくる

・夜布団に入ってから汗が気になって眠れない

なんてことが続くと、さすがに嫌になってしまいますよね?

そこで今回は、生理中や生理前に暑いと感じる原因・いざという時の対処法について解説をしていきます。

では、早速見ていきましょう。

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生理前や生理中は暑いと感じる?

生理周期は、

・低温相

・高温相

の2つがあります。

低温相を高温相の温度差は概ね2℃違うといわれており、この違いによって、排卵日や生理予定日をチェックすることが出来ます。

基礎体温が上がる「高温相」は、排卵期の後半から生理直前までとなっており、この時期に、

・体のほてりを感じる

・汗が異常に出ると感じる

このような人が出てきます。

生理中は、再び低温相になるため、体の暑さを感じるのは生理直前までという人が多いようです。

生理期間に入ると、基礎体温は低温相に入ります。

一般的には、生理前や生理中に感じるこのような不快感は、生理が始まるとともに症状が薄らぎ、最終的には感じなくなります。

 

生理前・中に暑いと感じるのは病気なの?

生理前や生理中に、

・体が暑い

・ほてっている

・のぼせる

といった症状を感じるのは、病気ではありません。

これらの症状は、いわゆる「月経前症候群」の一種と考えられています。

暑いと感じる具体的な例として、

・手足がほてる

・風邪のひきはじめのような感じがする

・微熱がある気がする

などがあるようですが、生理前や生理中が原因でこのような症状が起きている場合は、ホルモンバランスの乱れが症状の原因にあると考えられています。

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生理中に暑いと感じた時の対処法

生理中に暑いと感じた時の改善といっても、即効性が期待できるものはありません。

というのも、この症状の原因と考えられているのが「ホルモンバランスの乱れ」にありますから、日常生活を見直すことが、この症状の対処法として効果があると考えられています。

 

●正しい食生活

生理前や生理中というと、どうしてもイライラしがちです。

そうすると、暴飲暴食をしてしまったり、甘いものが欲しくなったりしてしまいます。

さらに、腹痛や腰痛がひどいと、食事の準備をするのも億劫になってしまい、ついバランスの悪い食事になってしまうこともあります。

生理に関する症状を改善しようと思うのなら、このような食生活は見直し、栄養のバランスが取れた食事を心がけるようにしましょう。

 

●体を冷やさない

ほてりが気になると、どうしても冷たいものを摂りがちです。

でも、体を冷やすものは、ホルモンのバランスを乱しやすく、症状の改善としてはあまりおすすめできません。

体を冷えてしまうと、血行不良を起こし、肩こりや腰痛を引き起こすだけでなく、生理に関するその他の諸症状の原因にもなってしまいます。

適度に体を温める習慣を、しっかりと身につけていきましょう。

 

●適度な運動

ストレスも、ホルモンバランスの乱れに関係があります。

適度な運動をすることによって、質の良い睡眠を確保することにもなりますし、ストレスの発散にも効果が期待できます。

 

 

あまりにも暑いと感じるのが続くなら病気かも?

「体が暑い」「ほてる」という症状が続く場合は、生理による症状ではなく、こんな病気の可能性もあります。

●高血圧症

動脈硬化など、重大な病気の原因となる可能性があります。

自覚症状がなかったとしても、目標の範囲内に血圧を調整し続ける必要があります。

 

●バセドウ病

バセドウ病は、甲状腺ホルモンが過剰に作られる病気です。

20~30代が多く発症するのが特徴です。女

性に多い病気ですが、他の甲状腺の病気と比べると、比較的男性もかかりやすい病気といわれています

 

●更年期障害

女性の場合45~50歳位が多いといわれています。

個人差がありますが、閉経年齢で最も多いのが50歳といわれていますから、概ねこの範囲と考えられます。

更年期障害の場合、

・ほてりやのぼせや多汗

・胸の痛みやめまい

・むくみや冷え

など、全身に様々な症状が現れるのが特徴です。

 

●熱中症

水分や塩分が過度に体の外に排出されてしまい、体内の熱が放出されないまま籠った状態に陥ると、熱中症を引き起こします。

症状には、

・めまいや失神

・熱けいれんや大量の汗

・嘔吐や吐き気や頭痛

などがあります。

大量に汗をかくことによって水分の補給が追い付かず、脱水症状を起こした結果、このような症状が現れると考えられます。

 

●インフルエンザ

朝起きてすぐに38℃を超える高熱がある場合は、インフルエンザの可能性を疑った方がよいでしょう。

症状としては、

・寒気や倦怠感や関節痛

・頭痛や咳や鼻水

など、風邪の症状とよく似ています。

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知っておきたい「月経前症候群」

PMSということばを聞いたことはありませんか?

実はこのPMSは、「月経前症候群」のことでもあるのです。これまで「生理だから仕方ないか…」と諦めてがまんしてきたいろいろな症状も、実は月経前症候群の症状の一つです。

生理前や生理中に起こるほてりや体の暑さも、同じく「月経前症候群」の症状

では、どんな症状が月経前症候群と呼ばれているのでしょうか?

 

月経前症候群をもっと詳しく!

一般的に月経前症候群の症状は、生理が始まる1~2週間くらい前から現れます。

PMSとも呼ばれていますが、このPMSとは「プレ・メンストラル・シンドローム」の略で、月経前症候群のことを言います。

このPMSについて知っているという人は、全体の半数もいません。

「聞いたことはあるけれど知らない」という人も多く、なかには「全く知らない」という人もいます。

ただし、生理前や生理中が不快に感じるという人は、全体的に見ても圧倒的に多く、こうした生理に関する様々症状をPMSといっているだけに、体験としては多くの女性が持っているということになります。

PMSの症状には、「体に現れる症状」と「こころに現れる症状」の2つがあります。

 

●体に現れる症状の例

下腹部痛、お腹が張る、腰痛、腰が重い、肩こり、胸の張りや痛み、頭痛、吐き気、のぼせ、動悸、喉が引っ掛かる、肌荒れ、吹き出物が増える、目が腫れる、口内炎、疲れやすい、むくみ、体重が増える、食欲増進、食欲減退、消化不良、おりものが増える、頻尿 など

 

●こころに現れる症状

イライラする、不安定、憂鬱、無気力、集中できない、不眠、寝付けない など

 

どんなタイプが月経前症候群になりやすいの?

ホルモンバランスの乱れが、ほてりを含む様々な症状の原因にあると考えられていますが、どんなタイプが月経前症候群になりやすいのでしょうか?

ストレスなど精神的な面で非常に影響が出やすい月経前症候群ですので、ここでは、「なりやすい性格のタイプ」について紹介してみましょう。

 

●几帳面で完璧主義の人

日常生活の上で、多くのストレスを抱えすぎる傾向があります。

仕事でも、完璧を目指すあまり、

・無理に残業をする

・寝不足が続いたりする

といったことも多いのでは?

また、多少の体調不良も無理してしまう傾向がありますから、こうした生活を続けていくことが、ホルモンのバランスを乱す原因と考えられています。

 

●喫煙や飲酒習慣がある人

栄養バランスを無視した食生活や、生活リズムの乱れが気になるタイプです。

生活リズムや食生活が乱れると、ホルモンバランスも乱れやすくなります。

 

●なんでもがまんしてしまう人

自分の感情を表に出さないタイプは、ストレスをためやすい傾向があります。適度に自分の感情を表現することは、ストレスからも解放されます。

 

気になる症状が出てきた時はどうすればいいの?

先ほども紹介した通り、生理前症候群には、ありとあらゆる症状が現れるのが特徴です。

しかも、症状は1つであるとは限りません。

なかには、複数の症状が現れる場合もあります。

多くの場合、「生理だから…」と諦めているようですが、日常生活に支障が出る場合は、我慢せずに婦人科に相談する人が多いようです。

治療も、症状に合わせて行われるのが一般的です。薬によって症状の改善を図る治療もあります。

たとえば、腰痛がひどい場合は「鎮痛剤」、イライラや憂鬱感が強い場合は「抗うつ剤」または「精神安定剤」などが使われることもあります。

長期的な治療として「漢方薬」を勧められるケースもあります。

 

●基礎体温を付ける

基礎体温をチェックするというのは、月経前症候群だけでなく、生理周期の乱れや体調の変化をチェックする上でも、大切な役割を果たしてくれます。

生理周期は、基礎体温の変化によってある程度予測することが出来ます。

ですから、前もって鎮痛剤をのんで症状の予防を図ったり、気持ちの面で余裕を持つことでツラい症状を乗り切る気力が生まれます。

便利場アイテムとして「PMSダイアリー」というものもありますから、このようのツールを上手に活用するのもよいでしょう。

 

まとめ

生理前や生理中に起こる体のほてりや急な汗は、多くの女性が体験したことのある月経前症候群の症状の1つでした。

なかには

・眠れない

・喉が詰まった感じがする

など、経験するとちょっと怖いような症状も、生理前症候群の1つといいます。

ただ、初潮を迎えてから閉経を迎えるまで、毎月やってくる生理ですから、多くの人が「仕方ない」「我慢する」という選択をしているのが現実のようです。

でも、最近ではPMSといって少しずつではありますが、生理前に起こる様々な症状に関する情報や治療法なども紹介されるようになってきました。

無理に我慢して数週間を過ごすよりは、気になる症状の原因をはっきりさせ、少しでも快適に生理期間を過ごすという女性が、今、増えてきています。

あなたも、我慢するだけでなく、より快適な生理期間を過ごせるように、いろいろ試してみてくださいね!

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