生理が終わりかけの時に鮮血の塊?!更年期の方に向けて原因と対処法!
生理がもうすぐ終わりそう!そんな時に鮮血の塊がドバッ!とでてきて不安になったという経験がある方もいらっしゃるかと思います。
・病気かもしれない
・何かの異常?!
と考えてしまうことも・・・。
生理中や生理の終わりかけで正常な生理の経血には血の塊が混じらないとされています。
ではなぜ、鮮血の塊が出てきてしまうのでしょうか。
今回の流れ
鮮血の塊と生理の関係
生理中や生理の終わりかけに鮮血の塊が出てきてしまうと不安になりますよね。
更年期の方でも若年の方でも生理自体の仕組みは同じで、子宮内の組織が剥がれ落ちて溶けた状態で経血と一緒に体の外に排出されます。
その際に、子宮内膜が剥がれるときに分泌される酵素の働きとして、血液を固める作用がある為、時々鮮血の塊として経血に混じりやすくなるのです。
鮮血の塊のサイズ
生理中や生理の終わりかけに出てくる鮮血の塊とひとくちにいっても、どの大きさになると「塊」となるのか具体的にご説明しておきましょう。
経血に混ざる鮮血の塊には、非常に小さいサイズのものがあります。
小さい粒のような鮮血の塊が確認された場合は、あまり心配する必要はないでしょう。
しかし、梅干しほどサイズよりも大きく、指で押してつぶれるぐらいの鮮血の塊には少し注意が必要です。
経血の量が多く、かつ繊維素溶解酵素が足りなくなっている可能性が高く、何かの病気が隠されていることがあるでしょう。
予防と可能性
更年期に近づいてくると、産婦人科の病気の発症も増えてきます。
市や県で行っている産婦人科系の定期検診もあります。
早期発見できることが悪化させないための第一歩です。
こちらの記事をご覧いただいている方の中には、すでに10代、20代から受けているという方も多いかと思います。
今後もぜひ続けて予防していきましょう。
病気が原因の可能性
鮮血の塊が生理中、生理終わりかけに何度もでて、閉経前にかかわらず経血量も徐々に増えていると感じたら、「子宮筋腫」の可能性があります。
すでに「子宮筋腫」で治療を受けている方でも、悪化している可能性があります。
一度婦人科の診察を受けるようにしましょう。
そのほかにも、「子宮内膜症」「子宮ポリープ」「卵巣嚢腫」「卵管癒着」「抗精子抗体陽性」などの可能性も考えられます。
鮮血の塊や、経血量の増加などで、一人で不安にならずに病院に相談するようにしましょう。
血行不良が原因の可能性
生理中や生理終わりかけに鮮血の塊が出てくるという場合、血行不良が原因である可能性も大いにあります。
若いころより、なんだか手足が冷える・・・
なかなか運動もできてない・・・
なんてことが原因かもしれません。
血行不良が慢性化すると、経血もスムーズに排出されにくくなり、鮮血の塊も発生しやすくなります。
少しでも血行不良を改善する必要があります。
鮮血の塊を少しでも減らしたい!
それに加えて、身体の不調をどうにかしたい!
という方は、まず血行不良の原因を根本から見直していきましょう。
血行不良を改善するには?
血行不良を引き起こす原因として、年齢は大きくかかわってきますが、ここはどうもこうも変えられないのが現実です。
そのほかに考えられる原因としては、身体の冷え、運動不足、ストレス、食生活の影響などです。
原因①体の冷え
最近では更年期だからというわけではなく、若年のころから冷え性で・・・という方も増えてきています。
慢性的に冷え性という方は、血行不良に陥りやすいので、冷えを取り除いていく必要があります。
まずは服装から見直していきましょう。
身体は末端から冷えやすいので、靴下や長袖を着用するようにしてください。
冬だけでなく、夏場でもエアコンが効いてる室内は体を冷やします。
薄手の羽織を持ち歩いていると便利でしょう。
室内でも靴下を履くことは重要ですが、重ね履きのしすぎはよくありません。
足首などを圧迫しすぎることは、余計に血行不良を招いてしまう原因になってしまします。
また、子宮周辺を冷やさないために腹巻を使用したり、おなか周りにホッカイロを張ったりして冷えを未然に防ぐように心がけましょう。
最近では、生活雑貨店でおへその上に置くお手軽なお灸などもおいてありますので、試してみるものいいかもしれません。
さらに、湯船にしっかりと時間をかけてつかることで、体の芯から温めることができます。
(注意:つかりすぎは貧血、脱水症状などを引き起こす場合があります。)
夏でもシャワーだけで済ませないことも冷え性対策になります。
原因②運動不足
いつも同じ姿勢でいてしまったり、外に出かける機会も減り一人で出かけるのも億劫・・・出かけるときは車移動が多かったり、なんて方は注意が必要です。
体調不良が原因の血行不良が続くと鮮血の塊が発生するだけでなく、体の不調や病気の引き金にもなってしまう可能性があります。
家の周囲をお散歩したり、自宅で軽いストレッチを定期的に行ったりするのも効果的です。
上半身、下半身と時間を決めてストレッチし動かすことで、体全体の血流を改善することができるでしょう。
こういった軽めの運動は、定期的に行うこと、継続することが大切となります。
原因③食生活
原因①でおはなしした体の冷えは、体が冷えやすい食生活を繰り返していることが原因でもあります。
冷たい飲み物や、カフェインを多く含むコーヒー紅茶はよく飲まれている方もいらっしゃるとおもいます。
これらは、身体を冷やす原因であって血行不良を招く可能性があるので、控えるようにしてください。
・暖かい飲み物
・常温の飲み物
が良いでしょう。
また、脂っこい揚げ物やケーキなどの甘いスイーツも注意が必要です。
若いころとはだいぶ好む食べ物も変わってきた方もいらっしゃると思います。
しかし、味のしっかりした洋食よりもやさしい味の和食、糖分、油分が多く含まれるケーキよりも、甘さ控えめなお饅頭を選ぶことで少しずつ食生活を見直していくことが大切です。
原因④ストレス
ストレスを強く感じつと自律神経の働きが乱れ、血行不良を引き起こしてしまう可能性があります。
最近では、更年期障害などで悩んでいる方も多く見られ、ちょっとしたことでもイライラとストレスを感じてしまう、なんてこともあると思います。
ストレスを緩和させるには自分に合った方法を見つけなければなりません。
まずは、自分の時間をしっかり見直すことから始めていきましょう。
・家にいるとき
・外に出かけたとき
少しでもいいので自分のために過ごす時間を設けるようにしてください。
・目をつむって深呼吸をする
・好きな音楽を聴く
・読書を楽しむ
これらが、ストレス緩和につながるかもしれません。
一人の時間が多くあるという方は、お友達とご飯をしたり旅行をしたりするのもよいでしょう。
自分らしい時間を少しずつ増やしていくことで、さまざまなイライラやストレスは少しずつ解きほぐされていくはずです。
原因⑤たばことアルコール
日常的にたばこやアルコールをたしなんでいるという方は、摂取する量を調節するようにしましょう。
たばこもアルコールも身体に悪影響を及ぼす可能性が高いものなので、やめられるのならやめてしまったほうがいいのかもしれません。
たばこやアルコールを過剰に摂取すると、血管が収縮して血行不良になりやすくなります。
しかし、たばこやアルコールを日常的にたしなんでいる場合、急にやめてしまったことによって異常なストレスを感じる方もいらっしゃいます。
たばこに関してはリラックス効果、アルコールに関しては適量であれば血行促進に役に立つというメリットもあります。
ですので、くれぐれも吸いすぎ、飲みすぎには気を付けてください。
まとめ
生理中や、生理の終わりかけに鮮血の方ありが出るのは、
・ホルモンバランスが乱れ
・生活の習慣の乱れ
・病気のサイン
と様々です。
更年期となれば閉経間近なこともあり、不安や心配に増えることもすくなくないとおもいます。
そんなときは医者に相談することが一番の解決策です。
定期検診の時でも、そうでなくても一度受診されてみてはいかがですか?