唇にできた血豆は病気?その原因と治し方について解説!
人間の体はどれもデリケートでちょっとしたことで傷ついてしまいます。
特に顔のパーツの中は柔らかい部分も多く、唇は自分でも傷つけてしまう可能性がありますし、無意識に傷ついてしまう可能性もあります。
さて、そんな唇に血豆が出来てしまったら、見た目にも目立ちますし、柔らかい部分なだけにとても痛いと思います。
唇に出来た血豆は一体何なのでしょうか?その原因は?どうやって治せばいいのか?
今回はそんな唇にできた血豆を中心に原因と治し方などを解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
血豆が出来る原因
一般的に血豆が出来る原因は内出血です。
唇でなくとも、机を閉める際に指を挟んでしまった場合などに、血豆が出来たという人もいるのではないでしょうか?
唇の裏には、食べ物を噛み砕く歯があります。
転んだ拍子に唇を噛んでしまって内出血をしてしまう可能性だって、十分にあるのです。
あとは元々、ヘルペスなどの出来物がある場合、突起している部分は誤って噛んでしまいがちなので、うっかり噛んでしまって血豆にまで発展するケースもあります。
多くの場合は記憶があり、「あれが原因で血豆が…」という自覚があるのですが、一切記憶が無く急に唇に血豆が出来た場合。
考えられる可能性は就寝中です。
就寝時は無意識に日頃のストレスがむき出しになることもあり、歯ぎしりや唇を噛むなどの癖がつくこともあるそうです。
急に唇に血豆が出来た場合はストレスが溜まっている可能性大ですよ。
唇にできた血豆が出来たことで心配されること
上記で挙げたとおり、唇にできた血豆は主に外からに衝撃による内出血の可能性が高いと考えられます。
しかし、その他にも様々症状の悪化が考えられますので、下記では考えられる病気について挙げてみたいと思います。
- 血腫
- ストレス
- 皮膚がん
- 口内炎など口内の病気の悪化
先ほど説明させて頂いたストレスを始め、がんなどの恐ろしい言葉も出てきました。
しかし、初期ではそこまで悪化することはありません。
それでは、各病気を詳しく解説して行きましょう。
悪性血腫
上記で説明した外からの衝撃や口内炎の発展ではなく、急に血豆が出来てしまった場合。
血豆は医学的に血腫とも言われており、名前は違えど症状は同じです。
その原因は内出血が殆どで通常、半月すれば完治する場合が多いですが、血腫の中には悪性のものも存在します。
最悪の場合、がんになる恐ろしいものにまで成長する可能性もあるのです。
可能性はかなり低いですが、ストレスも無く、急に血豆の様なものが唇に現れたら、それは血腫かもしれません。
ストレス
上記でも説明したストレス。
日常的に唇を傷つけていると悪化の可能性もあり、大変危険です。
寝ている際は加減が効かなくなる可能性も高いので、思いっきり噛んでしまって、その痛みで起きる人もいます。
唇に限らず、口内炎を噛んで口内で血豆に発展する可能性も。
大人のみならず、小さい子供までもがなり得る可能性を秘めています。
精神的なものなので、まずは運動など体を動かしてのストレス発散や料理や塗り絵など自分なりのストレス発散方法を見つけてみましょう。
そして、ゆっくり休むことが重要です。
皮膚がん
初期症状ではまず考えられませんが、日常的に血豆ができるような衝撃を与え続けると皮膚がんになる可能性も考えられます。
血豆が出来た際、通常大きかった血豆がどんどん小さくなって行くのが一般的ですが、皮膚がんの場合はサイズがどんどん大きくなり、いびつな形になって、触ると患部が固くなっている場合があります。
はじまりは上記で挙げた悪性血腫の場合も多く、いつまでも治らない血豆は早急に病院に行って診察してもらう必要があります。
病院ではレーザー治療などが行われています。
といっても日常的に過ごす中で、血豆になるほどの衝撃がかかることはそんなにないかと思いますが…
口内炎など口内の病気の悪化
唇に近い場所に口内炎が出来た場合、そこから菌やウイルスが入り、内出血を起こし、血豆のようなものが出来る場合もあります。
外気や食べ物など外部からの侵入が多い口内は非常にデリケートな場所です。
また、どんな症状においても細菌は天敵です。
ヘルペスしかり、口内炎しかり、軽いものだからと決め込まないで二次症状が出る前に口を綺麗な状態に保つことも予防としては充分な方法です。
歯磨きが面倒と思ってあまりしない方は特にして頂くことをおすすめします。
頻繁に出来ない方は朝、昼だけマウスウォッシュなど簡易的なもので済ましていてもいいでしょう。
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唇にできた血豆の対処法
痛い血豆が出来てしまった際はまずは応急処置をしましょう。
血豆は基本的に病気ではなく、自然治癒も可能です。
早期完治の為には病院に行くことも大事ですが、その前にひと手間加えることで治りが早くなる可能性もあります。
自分で血豆を潰さない
絶対にやってはいけない血豆の治療として血豆を潰すという行為です。
黒い跡が残りそうだから、潰して血を抜いておこうという方もいるかと思いますが、血が残っていても跡が残らずに完治する場合が多いです。
自己判断で潰してしまう方は跡が残る可能性が高いです。
潰した患部から細菌の侵入も考えられ、とても危険です。
誤って潰してしまった場合は消毒をし、患部に触れない様に貼れる様であれば絆創膏などを貼っておくのもおすすめです。
どうしても潰したい場合は皮膚科などへの受診をおすすめします。
冷やして、暖める
血豆が出来る際は一気に赤黒くなるのではなく、じわじわと患部の色が濃くなります。
出来てしまったばかりの患部をまずは冷やすのは大事です。
冷やすことで内出血の血液を出す速度を遅らせ、症状を軽くさせます。
そして、暖めます。
せっかく冷やしたのに暖めるの?と思う方もいると思います。
しかしこれは、暖めることで固まった血液をやわらかくして、溜まった血液の循環をよくして、患部の完治を早める効果があるのです。
「血豆は冷やし暖める」を覚えておきましょう。
最低でも冷やすのは忘れずに。完治までは個人差もありますが、1週間程で改善されるでしょう。
消毒をする
歯で唇を噛んでしまった場合、強く噛みすぎて血豆を突き抜けてしまっている場合もあります。
すぐに血が固まって気づかない人もいるかと思うのですが、念のため消毒しておくのも忘れない様にしましょう。
マキロンなどの消毒液がなくとも、マウスウォッシュなどにも除菌消毒効果があるので、緊急用に活用してみるのもいいですね。
早期完治の為にも寝る際に消毒をするのを欠かさない様にしましょう。
血豆の跡が残ったら・・・
正しいケアをしていれば、跡が残る可能性も低くなるのですが、一概に可能性が0とは言いがたいです。
血流の流れが良くない人は傷も残り易い場合があります。
もし、血豆の跡が残ってしまった場合は皮膚科または口腔外科への診察をおすすめします。
血豆は唇に限らず、口内や舌など幅広い場所に出来ることもあります。
基本的には病気ではなくケガなので、一過性のものが多いですが、注意してくださいね。
ちなみに血豆の跡を消す治療にもレーザーを使われる場合もあるそうです。