唇をやけどして水ぶくれも?治し方や薬はあるの?
温かい飲み物を飲む機会って、大人になると結構増えてくるかと思います。
家でも、仕事先や出先でも。
しかし、そんな時に唇をやけどしてしまう時ってありませんか?
赤くなるだけであればやけどの中でも軽度のものなのですが、ヒリヒリ痛いのが嫌ですよね。
しかし、そのやけどが水ぶくれになってしまった場合、軽度のものよりやけどの重症度も上がり、最初の対応次第で跡が残ってしまう可能性もあります。
今回はそんな、唇をやけどして水ぶくれが出来た際の対処法や治し方、薬なども合わせて紹介させて頂きますので、もしもの時に役立てば幸いです。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
唇をやけどして水ぶくれ…その原因は?
やけどの原因はざっくり言うと熱いものに触れてしまったからです。
熱いものと言っても世の中ではたくさんありますが、日常的に可能性が高いものですと、熱い飲み物がかかってしまった場合ではないでしょうか?
その他にも、
・アイロンや火
・暖房器具
など生活の中で熱いものは切っても切り離せない存在なのです。
やけどには熱傷により3つの症状に分類されます。
水ぶくれはその中でも中間に当たるもので、1日や2日では簡単には治りません。
唇に水ぶくれが出来た時の対処法
やけどというのは予知しない非常事態で出来てしまう場合が多いのではないでしょうか?
緊急のやけどはどうしたらいいか分からないものです。
そんなとき、まずは何をすればいいのか?
こちらでは病院に行く前に出来る対処法について解説をしていきます。
水ぶくれは潰さない
やけどをしてから徐々に膨れてくる水ぶくれは気になって、潰してしまう人もいる様ですが、これは大きな間違いです。
水ぶくれは患部を細菌の侵入から守る為に出来るバリア的なものだと言われています。
潰すことで外からの細菌が侵入し、逆にやけどが悪化して跡が残ってしまう可能性も充分に考えられます。
気になるかと思いますが、病院に行くまでは我慢です。
お子様がいる親御さんなどは特にお子さんが潰してしまわない様に、厚手の絆創膏などをしておくのもいいかもしれません。
どうしても気になる場合は病院に行った際に水ぶくれの水を抜いてもらうといいでしょう。
冷たい水で冷やす
やけどの際の基本的な処置は水で冷やすことです。
出来れば、水道を出しっぱなしにして、清潔な流水に晒しておくのがベストですが唇は場所的に難しいかと思います。
無理な場合は桶などに貯めた水で冷やすのも良いでしょう。冷やす時間は最低でも30分程。
体全体を冷やすと傷の修復機能にも影響を及ぼすので、あまり長時間冷やすのはおすすめできません。
また、氷で冷やすのもいいのですが水ぶくれが潰れないように、清潔なガーゼやビニール袋に氷を入れて冷やすのがオススメです。
余計な薬はまずは浸けずに保湿
軽度のやけどですと、病院に行かずに薬を塗ってそのまま自分で治してしまうこともあるかと思います。
水ぶくれも小さいものだとそれでもいいと思うのですが、大きな水ぶくれになってしまった場合は変に市販の薬は塗らずに、冷やした後に患部にラップをつけておき保湿しておきましょう。
これはやけどに効果が有ると言われている「ラップ療法」で患部の傷を乾燥させずに潤すことで修復を早める効果が期待出来ます。
やけどには、「ラップ療法」が非常に効果的と言われています。
ガーゼなど風通しが良い布製品は乾燥させる恐れがあり、ガーゼを取る際に患部を傷つける可能性があるので、使わない方がいいです。
また、唇など体内に入る可能性もあるので、小さな水ぶくれに薬を塗る際には成分の少ないワセリンやリップクリームなどを塗っての緊急保湿がおすすめですよ。
やけどをしないための防止対策
やけどで水ぶくれを作らない為には防止対策も欠かせません。
大事になる前に適切な対策でやけどを防ぎましょう。
マスクをする
アイロンなど熱いものを持っている際に、うっかり唇にものが当たってしまって水ぶくれが出来てしまう場合があります。
そんな時はマスクをしてやけどを防ぎましょう。
ほんの一瞬当たった程度であれば、怪我もせずに無事に済みますので防止方法としては効果的だと思います。
その他、やけどしそうな箇所にはタオルを敷いておくなどの配慮も欠かせません。
飲み物は程よい温度で
飲み物を飲む際は熱々のお湯で飲みたい!という方もいるかと思いますが、沸騰して熱々になっているお湯が皮膚に触れると水ぶくれの可能性は高くなります。
温い温度でとまでは言いませんが、飲む前にちょっと飲み物を置いておくことで温度を下げることが出来ますので、少し冷ましてから飲むと良いです。
ものを食べたり飲んだりするにはどうしても口から入れなければいけないですし、唇を完全に守ることは困難かもしれませんが、少しの気遣いで防止策になると思います。
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完治までのケア
唇をやけどして、水ぶくれになってしまった際は個人差もありますが、小さく、軽いもので完治まで1週間程時間がかかります。
その間、気をつけながら患部をケアして欲しいのです。
こちらでは完治まで出来るセルフケアを紹介します。
紫外線に注意する
やけど状態にある患部は日光に含まれる紫外線に弱くなっています。
紫外線を浴びすぎると、患部の色素が沈着して跡が残る可能性もあり、傷跡の治療にも時間がかかります。
唇はデリケートな場所なので、外出の際はマスクかオーガニックのUVケアクリームを塗っておくのがオススメです。
また、跡が残った際も肌のターンオーバーを促進するビタミンCを積極的に摂取することもオススメです。
処方薬を塗っておく
病院で診察を受けた人は処方された薬を積極的に使って行きましょう。
単純に塗っておくだけではなく、上記で紹介したラップ療法で完治を早めるように一工夫してみるのもいいですよね。
誤って、水ぶくれを潰してしまった際には抗菌系のものを塗って細菌の侵入を抑えておきましょう。
やけど治療に当たっては余程重症なものでは無い限り、お医者さんからは薬をだして完治を待つことしかできません。
つまり、本人の免疫力と正しい処置が大事なのです。
ついつい触ってしまいがちな患部を守れ!
唇という場所だと、なかなか難しいかもしれませんが患部を触らずに過ごして頂くのがオススメです。
そのため、絆創膏が貼れる場合は保護の為に活用してほしいのです。
貼れない人は上記でも述べた様にとにかく患部を乾燥させない様に保湿することが重要ですので、清潔な手でクリームなどを塗りましょう。
指は日常生活で様々なものに触れますの、細菌防止の意味でも手を洗ってクリームを塗るのがポイントですよ。
正しい治療で早期完治を目指しましょう
いかがでしたでしょうか?
今回は「唇をやけどして水ぶくれも?治し方や薬はあるの?」というテーマで今回の記事はお届けしました。
いかがだったでしょうか?
やけどの治療は自分の免疫力がほとんどで、病院や市販薬などはほんの手助けに過ぎません。
しかし、正しい初期治療で跡も残らない程、綺麗に完治することも不可能ではありません。
まずは焦らずに上記で述べた方法を試してみて、病院での診察をおすすめします。
唇は触りやすい場所なだけに気になってしまいがちですが、診察後の患部は触りすぎず、細かなケアを続けましょうね。