春雨の消化時間は?栄養成分に炭水化物は入っているの?

お鍋料理にはかかせない存在の「春雨」。

春雨自体には、なんの味もついていませんが、お鍋に入って、お出しがしみこむといきなりその存在効果を発揮します。

まさに「お鍋の名脇役」と言えますよね。

そんな春雨は、

・ダイエットに良い

・ローカロリー

・消化に良い

という良い情報が多いです。

今回の記事では、春雨の栄養成分などをしっかりと見ながら、春雨は本当は消化が良いのか悪いのか、といったことについて解説をしていきます。

では、早速見ていきましょう。

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そもそも春雨ってなに?!栄養があるの?

春雨の栄養成分を知るには、まず「春雨ってなんなの?」という疑問から解決していかなければなりませんよね。

春雨の外見が、白滝に似ていることから「春雨はこんにゃくの一種」と思っている方も多いのですが、実は全く違う食品です。

まず最初に、春雨が何で作られているのかを見ながら、春雨の栄養成分も見ていってみましょう。

 

春雨って何でできているの?

春雨は、

・じゃがいものでんぷん

・サツマイモのでんぷん

を原料として作られている加工食品です。

歴史はとても古く、鎌倉時代に中国から渡来したと言われていて、主に精進料理に用いられたと言われています。

また、春雨には種類があるのはご存知でしょうか。

普段我々が良く口にする春雨は「でんぷん春雨」と言って、サツマイモやジャガイモのでんぷんで作られ、伸びやい特徴があります。

これに対して、サツマイモのでんぷんを使用しており、強いコシがあるのが「韓国はるさめ」です。

「タンミョン」の別名で呼ばれています。

チャプチェに入っている春雨・・というとわかりやすいかもしれませんね。最後にご紹介するのが「緑豆春雨」

中国が原産で、緑豆のでんぷんで作られています。熱に溶けにくい特性があるので、麻婆春雨などが代表的ですね。

 

春雨の栄養成分は?

春雨の100gあたりの栄養成分を、実際に数字で見てみましょう。

エネルギー342㎉、炭水化物85g、タンパク質0.1g、脂質0.2g、炭水化物84,5g、食物繊維1.4gとなっています。

100g中約85gが炭水化物だと「春雨は炭水化物の塊」と敬遠されてしまうのも否めないですね。

また、100gで342㎉というのは、「春雨はローカロリー食品」とは言い難い数字だと思います。

ところが、春雨はゆでると4倍の質量になるのです。

そうなりますと、1食分に必要な春雨の量は約20gと言われているので、カロリーは68㎉となります。

白米はお茶碗1杯で235㎉ありますので、これと比べるとかなりのローカロリー食と言えるのではないでしょうか。

いかがでしょうか。

春雨には体を動かすエネルギーの元がぎっしり詰まっているのですね。

適量を食べる分には、むしろダイエット効果も高い食品であることがわかりました。

 

春雨は消化に良いの?

栄養もあり、適量を食べればむしろダイエット効果にも繋がる春雨。

水分を多く含むので、腹持ちが良いとも言われています。

しかし、腹持ちが良いということは消化が悪いということなのでしょうか。

消化が悪い食べ物は、胃に負担をかけてしまい、胃腸炎などの病を引き起こしてしまうことがあります。

この項では春雨が消化に良いのか、悪いのかをしっかりと見ていきましょう。

 

消化によい食べ物ってどんなもの?

「消化に良い食べ物」と言われても、実際のところどんなもが紹介に良いのかを説明できる方は少ないかもしれません。

消化が良い食べ物の特徴としては、

・柔らかく煮る

・温かい料理

という2つがポイントになってきます。

胃腸の働きを高めるには、胃を冷やさないことが大切ですので、「温かい料理」というのは重要なポイントになってきます。

そう考えると、野菜なども生野菜でたべるよりは温野菜にしたものの方が、胃の負担を軽減することになります。

逆に、胃でタンパク質を分解する肉類などは、消化に負担がかかると言われています。

 

春雨は消化に良いの?悪いの?

結果から言ってしまいますと、「春雨は消化に良い」です。

ちなみに、春雨を消化するのにかかる時間は個人差もありますが、大体1時間程度だと言われています。

前述の「柔らかく煮る」にも「温かい料理」にも確かに当てはまりますものね。

胃腸炎などで入院した時の病院食としても、春雨は提供されています。

消化が悪い食べ物は、例えば脂肪たっぷりの肉のように、いつまでも胃の中に残るものを言います。

つまり、消化に時間がかかるのです。

人間の胃が食品を消化するのにかかる時間は長く、例えば消化時間が短いと言われる白米でも、2時間ほどかかります

消化するのに時間がかかるとされるのはバターで、実に12時間もの時間を要するのです。

如何でしょうか。

柔らかくのど越しも良い春雨ですが、胃にも優しい食品だという事がわかりましたね。

折角なので次の項では、栄養もあって消化も良い春雨の他の魅力も見て行きましょう。

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春雨の魅力を徹底検証!

安価で腹持ちも良くて栄養もあって、ダイエットにも良い。

そんな良い事づくしな春雨ですが、実はさらに体に良い物を持っているのです。

ここでは、春雨の魅力をお伝えしていきますので、あなたの健康ライフに役立ててみてください。

 

疲労回復効果がある!?

透明で細い・・・

一見頼りない外見の春雨ですが、実は疲労回復効果を持っています。

これは、春雨の大部分が炭水化物で出来ているからなのです。

炭水化物は、体内で分解されるとブドウ糖になります。

そのブドウ糖が、体に吸収されて「体を動かすエネルギー」に変化するのです。

つまり、体を動かすにはエネルギー(炭水化物)が必要なのです。

体を動かせば動かすほど、エネルギーは必要になるので、この時に炭水化物が不足していると疲労感を感じる結果となってしまいます。

そういった意味でも、炭水化物を多く含んだ春雨は、疲労回復効果を持っていると言えるのです。

 

浮腫みを改善できる!?

浮腫みは、対何に余分な水分や老廃物が溜まってしまった事で起こる症状です。

男女ともに起こりうる症状なのですが、一般的には筋肉量の少ない女性の方がむくみやすいと言われています。

心臓から送り出された血液はだんだん下へと向かい、最終的に足に辿り着きます。

そしてそこからふくらはぎの筋肉を使って心臓へと血液を戻すのです。

ふくらはぎが、血液を送り届けるポンプに役目を果たしているのです。

ところが、このポンプが弱いと足の血流が悪くなります。

これは体内に張り巡らされているリンパ管にも同じことが言えます。

血液やリンパ液の流れが滞ることで、浮腫みやすくなってしまうのです。

中国産の緑豆春雨の原料である緑豆には、利尿作用がありますので、緑豆春雨を食べ、足をマッサージしたりすることで、浮腫みを改善していく助けになります。

 

二日酔いに効く?!

緑豆春雨の原料となる緑豆には、利尿効果だけではなく、解毒効果もあると言われています。

体から余分な熱や毒素を出す効果を持っていますので、二日酔いの朝のメニューには最適と言われています。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

一口に「春雨」といっても、実は種類がある事もわかりましたし、原材料になっている物で効能が少しづつ違う事も解りましたね。

適量であれば、疲れた体を助け、弱った胃腸の回復にも一役買ってくれる春雨です。

ぜひ目的に合わせて、様々なレシピを試してみてください。

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