アクエリアスを飲みすぎたら?太るし下痢も引き起こす?

運動後や風邪を引いた時など、体の水分が失われるときに、高いサポート効果を発揮するスポーツドリンク。

中でも日本コカ・コーラ社が発売しているアクエリアスは、ポカリスエットと並んでロングヒット商品となっています。

12星座のみずがめ座のラテン語名である「アクアリウス(Aquarius)」を英語読みしたアクエリアスは、体を動かすあらゆる面で水分バランスをサポートしてくれる飲料として有名です。

しかし、

・アクエリアスを飲むと太る

・アクエリアスを飲むと下痢になる

といった良くない情報もあります。

ここでは、アクエリアスに含まれる成分などを見ていきながら、アクエリアスを飲むと下痢を引き起こしたり太ったりするという情報は、本当なのかを検証していきたいと思います。

では、早速見ていきましょう。

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アクエリアスの効果と効能

「体を動かす場面で水分バランスをサポート」という触れ込みで作られているアクエリアス。

実際にはどのような成分が、どのように体をサポートしてくれているのでしょうか。

ここでは、アクエリアスに含まれている成分を見ながら、そのサポート力をみていきましょう。

 

アクエリアスゼロの成分から考える

数種類あるアクエリアスの中でも、定番商品である「アクエリアスゼロ」の成分を見てみましょう。

エネルギーはなんと0㎉。

タンパク質や脂質も0g。

炭水化物はわずかに0.7gありますが、ここまでの数字を見ると「太る」要因はなさそうですね。

そして注目すべきはナトリウムの多さです。

アクエリアスゼロ(100ml)に含まれるナトリウムは40㎎、カリウムが9㎎、マグネシウムが1.2㎎、L-カルニチンが10㎎です。

特にナトリウムは、体の機能を調節し、人間が生きていくのに必須なミネラルの1種。

ナトリウムが欠乏すると、血液の循環量が減ってしまい、倦怠感や疲労感を引き起こしてしまいます。

ナトリウムは「汗」として体外へ排出されてしまうので、その大切なナトリウムをアクエリアスを飲む事で補充できるというわけです。「体を動かす場面で水分バランスをサポート」の宣伝文句に偽りなしですね。

 

アクエリアスの効能はポカリスエットに負けてるって本当?

アクエリアスと並ぶ人気のスポーツドリンクと言えば、大塚製薬が販売している「ポカリスエット」です。

どちらも「水分補給」を売りにしているので比較商品として挙げられやすいのですが、成分や効能的には大差はありません。

しかし、アクエリアスが「運動時に飲む事で体が軽くなる」といった水分補給+疲労回復面に注目しているのとは、少し異なった目的を持っているのがポカリスエットなのです。

それもそのはず、ポカリスエットの開発時のコンセプトは「飲む点滴」。

体の失われた水分補給を目的としているので、アクエリアスよりもナトリウムの量が多くなっています。

これに対し、アクエリアスはナトリウムの量では負けるものの、クエン酸やアミノ酸などの成分を多く含み、疲労回復面にも着目して作られています。

気軽に水分バランスをとることの出来るスポーツドリンクの「アクエリアス」ですが、成分を見ることで、より一層の効果を知ることが出来ましたね。

私達消費者から見ると、あまり違いが分からなかったポカリスエットとの違いもわかりました。

風邪をひいて熱が出た時にはポカリスエット、運動で汗をかいた時にはアクエリアス、というように目的によって飲み分けてみても良いかもしれませんね。

 

アクエリアスを飲むと下痢になるって本当?!

体に足りない水分を補給するためのスポーツドリンクを飲んで、下痢になるなんて事が本当にあるのでしょうか。

下痢をすると、脱水症状が引きおこされてしまいますので、スポーツドリンクの「水分補給」という本来の役目を果たしていない事になってしまいますよね。

ここでは、アクエリアスを飲むと本当に下痢になってしまうのか、もしなってしまうのならその原因は何なのかを、しっかりと見て行きましょう。

 

人口甘味料が下痢を引き起こす?

アクエリアスの成分表を見ると「人口甘味料(スクラロース)」という表示があります。

実は、このスクラロースが下痢を引き起こす原因になってしまう事があるのです。

皆様も経験があるかもしれませんが、一般的な砂糖とは違う「人口甘味料」を舐めてみると、砂糖よりも数倍甘く感じた事はありませんか?

「カロリーカット、糖質0」と書かれているのに何故あんなにも甘いのでしょうか。

それは高甘味料と呼ばれるものは、砂糖の1/200の量で同等の甘さを出せるものだからなのです。

アクエリアスの含まれるスクラロースは、この高甘味料になります。

高甘味料の含まれたアクエリアスを飲むと、甘味料で腸が充たされます。

この時に、腸の中では、高甘味を薄めようという働きがおきます。

体の働きとして、腸は栄養分と一緒に水分も吸収するのが本来なのですが、水分を吸収してしまうと高甘味を薄めることが出来なくなってしまいます。

つまり腸内にたまった甘味料を薄めるために、腸が水を吸収しなくなるのです。

その結果、腸が水を吸収してくれないので、便が水分を大量に含んでしまい、下痢の症状を引き起こしてしまいます。

 

アクエリアスは飲まない方が良い?

アクエリアスに、下痢になる要因を持つ成分が入っている事はわかりました。

しかし、これはアクエリアスを大量に飲んだ場合です。

適量を飲む分には問題になりません。

しかしながら、人口甘味料に慣れていない方は体の調子を確認しながら、少量ずつ飲んで行く事をオススメします。

どうしても人口甘味料に体が適応しないけれど、スポーツドリンクが飲みたいという方は、人口甘味料不使用の物をチョイスしていきましょう。

「アクエリアスを飲むと下痢になる」という情報は、全てが嘘ではなかったという事がわかりました。

しかしながら、水分補給には最適な飲料であることも間違いないという事もわかっています。

自分の体の様子を見ながら、適量を飲むよう心がけて行きましょう。

 

アクエリアスを飲むと太るって本当?!

先程の項でご紹介した、人口甘味料の事を考えると太るようにも感じますが、そもそもアクエリアスは糖質「0」の商品です。

そうなると、アクエリアスを飲んで太るという情報はデマなのでしょうか。

ここではアクエリアスで太る要因についてしっかりと考えて行きましょう。

 

アクエリアスをお茶代わりにすると危険?!

アクエリアスのカロリーは95㎉あります。

コカ・コーラのカロリーは225㎉なので、そんなに多くはありませんよね。

しかし、いくらカロリーが低いからと言って、お茶のようにガブガブ飲んでしまうと太る原因になってしまうのです。

例えば、1日に3本のアクエリアスを飲んだとすると、285㎉。

これは、ご飯茶碗1杯分の白米のカロリーに相当します。

アクエリアス自体には「太る」原因になる成分は含まれていませんが、毎日水のように飲み続けると、白米をたくさん食べたのと同じ効果を出してしまうので、太る・・という現象が起きてしまうのです。

 

ダイエットに効くアクエリアスがある?

アクエリアスには、様々な種類があります。そ

の中でも「アクエリアスゼロ」は糖質もカロリーも「0」という魅力的な商品になっています。

それだけではなく、成分に脂肪燃焼補助の役割を果たす「L-カルニチン」を含んでいるので、「燃焼系ドリンク」としての効果がより一層期待できるのです。

運動しながらアクエリアスゼロを飲んで行く事で、有酸素運動がより効果的になってくるというわけですね。

いかがでしたでしょうか。

自分の体の状態を観ながら、飲む種類を見て行く事で下痢や太るという現象は押さえられそうですね。

水分バランスをとったり、脂肪燃焼補助をしたりなど、良い働きも沢山持ったアクエリアスですので、上手に生活に取り入れて行ってください。

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