唇の黒い斑点やできものは病気?原因と治し方を分かりやすく!

唇の色といえば、きれいなピンク色をしているものですが、そんな唇に気になる黒い斑点が出来ていたとしたら、多くの人がぎょっとしてしまうのでは?

「なにこれ?もしかして何か怖い病気なの?」と不安に思う前に、まずはこの記事を読んでみてください。

もしかしたら、あなたが不安に思っているようなことが原因ではなく、以外と身近なことが原因だったりもします。

では、早速見ていきましょう。

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唇に異変が!黒い斑点が出来たらどうする?

そんな大切な役割を果たす必要がある唇に、異変が見つかるとなると、やはり不安に思うのは当然です。

では、ここからは、唇に黒い斑点が出来ていることに気がついたときに、知っておきたいことについて紹介していきましょう。

 

唇にできた黒い斑点は何が原因なの?

唇に黒い反転が出来た時に、最初に考えられる原因は、「紫外線」です。

紫外線による肌トラブルの代表といえば、色素沈着による黒いしみがあります。

この黒いしみは、紫外線から皮膚を守るために分泌されるメラニン色素が原因にあります。

メラニン色素というのは、皮膚のどの部分でも作られます。

ところが、紫外線に皮膚がさらされ体が危険を察知すると、皮膚の下でメラニン色素が過剰に作り出されてしまいます。

このときに作られたメラニン色素が、一部分にとどまってしまうと、黒い斑点のように見えてしまいます。

このメカニズムは、唇でも同じことが言えます。

唇も皮膚の一部ですから、紫外線にさらされれば、メラニン色素によって黒い斑点のようなものが出来ることがあります。

ところが、顔や腕などはこまめに紫外線対策をしている人でも、唇に関してはノーマークという人が多いのも現実です。

しかも、唇は顔の部位の中でも外に出っ張っているため、日に当たりやすいという特徴も…。

ですから、普段から紫外線対策をしているという人であっても、唇に対するケアが抜けているために黒い斑点となってしまっているということが考えられます。

 

唇の黒い斑点は、病気のサイン?

紫外線が原因で黒い斑点が出来てしまった場合は、重大な病気の可能性は低いと考えられます。

色素沈着によっておきていると考えられますから、顔やその他の皮膚に出来たしみと同じであるといえます。

 

この黒い斑点の治し方は?

紫外線によって出来てしまった黒い斑点は、いってみれば唇のほくろのようなものです。

ですから、黒い斑点ができたとしても、命にかかわるような重大な危険があるとは考えにくいものです。

もちろん、唇といえば顔の中心部に位置していますから、やはり気になるという人もいるはずです。

その場合は、皮膚科に相談してみてください。

レーザー治療によって、気になる黒い斑点を取り除くという方法があります。

 

唇に黒いできものが出来た!

もしも紫外線が原因の黒い斑点ではなく、黒いできものが出来たとすれば、それは何か別のことが原因で起きているかもしれません。

 

唇に黒いできものが出来たときに考えられる原因とは?

アトピー性皮膚炎が原因かも?

皮膚の炎症を起こすアトピー性皮膚炎の場合、唇も皮膚の一部ですから、そのことが原因で炎症を引き起こしている可能性もあります。

 

何かにぶつかったことが原因かも?

唇の皮膚は非常に薄いものです。

ですから、唇に強い圧力がかかって皮膚の下に血豆が出来て、黒いできもののように見えるということが考えられます。

また、強く唇をかむことによっても簡単に内出血を起こしてしまうことがあります。

これも、黒いできものの原因となっている可能性があります。

 

この黒いできものは病気が原因なの?

黒いできもので最も怖い病気は「皮膚がん」です。

皮膚がんは40代以降から増加する傾向がある病気なのですが、怖いのは、通常のほくろと見分けがつきにくいという点にあります。

通常のほくろとの違いは、「黒いできものが短期間で大きくなる」という点にあります。

単なるほくろであればそのまま放置しても問題はありませんが、黒い部分がどんどん広がっている場合は、放置せずに皮膚科を受診するようにしてください。

 

皮膚がんっていったい何?

皮膚がんといっても、実は大きく分けると6つのタイプがあります。

①基底細胞がん

皮膚がんの中で最も発症率が高いタイプのがんです。

初期症状として最も多いのが、「ほくろのように見える黒いできもの」です。

最初は単なるほくろのように見えるのですが、進行すると、隆起してくるため、黒いできもののように見えていきます。

 

②有棘細胞がん

このがんは、さまざまなことが原因として考えられる悪性のがんです。

進行すると、腫瘍はカリフラワーのような形になります。

 

③悪性黒色腫

悪性度の高いがんです。

メラノーマともいわれています。

顔周辺に出来るものは日光に深く関係しているといわれています。

 

④ポーエン病

転移の可能性はほとんどなく、比較的浅いがんと考えられています。

 

⑤日光角化症

紫外線に浴び続けたことが原因で発症するがんです。

60歳以上の高齢者に多い傾向があります。

 

⑥パジェット病

乳房パジェット病と乳房外パジェット病に分類されます。

 

唇に出来た黒いできものの場合に注意したいのは

唇に出来た黒いできものの中で、皮膚がんの可能性として注意したいのは、基底細胞がんとメラノーマの2つです。

この2つは、しみやほくろと勘違いしやすく、そのまま放置してしまうことが多い点があります。

通常のしみやほくろでも、2~3cm程度まで広がることはありますが、「なんとなく形が変」「しみやほくろに色むらがある」「盛り上がった部分が気になる」という場合は、自己判断せず、早めに専門機関を受診するようにしましょう。

 

この黒いできものの治し方は?

皮膚に黒いできものが出来るときに考えられる原因は、やはり紫外線です。

ですからまずは、紫外線から出来るだけ唇を保護するということが、発症を未然に防ぐ上では重要になります。

その上で、気になる部分を注意深く観察していくということが大切です。

血豆や内出血であれば自然に治りますが、皮膚がんによるものであれば、早期発見・早期治療が求められます。

顔に出来る皮膚がんの多くは、ほとんど転移しませんから、基本的には腫瘍を手術で摘出すれば治療することが出来ます。

ですが、放置したことによって腫瘍部分が大きくなれば、形成外科と連携した大規模な手術が必要となる可能性もあります。

ですから、気になる症状がある場合は、早めに皮膚科に相談することが大切です。

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唇を見れば体調が分かる!実はすごい唇の役割

唇は、実はさまざまな体のトラブルをいち早く知らせてくれる大切な役割を持っている器官です。

そのため、ちょっとした体調の変化も症状として現れやすいものです。

まずは、黒い斑点やできものの原因について考える前に、唇が持つ働きについてしっかりと理解していきましょう。

正常な唇って?

まずは、気になる症状の原因を探る前に、正常な状態の唇について知っておきましょう。

●見た目

正常な唇は、ふっくらと柔らかく見えます。

●色

ピンク色をしているのが、正常な唇の特徴です。

 

体のトラブルを知らせている時の唇の変化

唇は、体のトラブルをいち早く知らせてくれる存在でもあります。

特に、唇の色の変化には、重大な病気が隠れている可能性もあります。

 

●唇の色が真っ赤

通常よりも明らかに唇の色が赤いと感じる場合は、「呼吸器」のトラブルを抱えている可能性があります。

 

●唇の色が白い

血の気が引いた白い唇の場合は、「貧血」のトラブルを抱えている可能性があります。

また、「栄養不足」が原因の場合もあります。

 

●唇の色が紫

唇の色が紫の場合は、「腸」「肝臓」「腎臓」のトラブルを抱えている可能性があります。

 

唇の役割って何?

唇が持つもっとも大きな役割は、「母乳を飲む」ということです。

地球上の生物の中で唇を持つものといえば、人間を代表とする哺乳類があります。

哺乳類は、字を見てわかるように、「おっぱいを飲んで成長する生き物」のことをいいます。

唇はおっぱいを飲むときに重要な役割を持っていますが、哺乳類にとっておっぱいを飲むということは、食べ物によって栄養を補給できない時期にもっとも必要な生命活動でもありますから、非常に大切な体の器官であるといえます。

また、唇には、食事以外にも、会話をするときに大切な役割を果たします。

唇をさまざまな形に変形させることによって、言葉を発することが出来ます。

さらに、自己表現の一つである表情を作るためにも、唇は大きな働きをします。

唇を大きく広げることによって「笑いの表情」を作ることが出来ますし、唇をぎゅっとつぐんだ状態にすれば、「怒りの表情」を表すことも出来ます。

このように、表情を作ることによって、感情を表に出すことが出来、コミュニケーションを図る上で大切な役割を果たすことになります。

 

まとめ

正常であれば、血色のよいピンク色をしている唇に突然黒い斑点やできものが出来ると、やはり目立ちますし、精神的にも不安を感じることでしょう。

ですが、これらの原因の多くは、紫外線が深くかかわっていると考えられています。

唇も皮膚の一部ですから、顔や腕などの紫外線対策と同じように、日々の生活の中でしっかりと対策をしていくということが、何よりも大切なことだといえるでしょう。

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