グミを食べ過ぎると太るの?消化には良いのか?
ぷにぷにな感触が、手にも喉のにも気持ちのよい「グミ」。
女子には大人気のこの商品ですが、最近は本当に色々な種類が販売されて、果汁などもかなりリアルな味付けになってきていますよね。
しかも、このグミには、コラーゲンがたっぷり含まれているとか?
コラーゲンと言えば、「若返り」「美肌」の代名詞!
普段は、豚足やコラーゲン鍋で摂り入れる事が出来ますが、グミでもコラーゲンが摂取できるならば、かなりお手軽な方法ですよね!
しかし、そのグミには食べ過ぎると、「消化に悪い」とか「下痢になる」という情報。
そして、一番恐ろしいのは「食べ過ぎると太る」という情報も存在します。
今回は、
・グミの効能や栄養素
・グミを食べ過ぎると太るのか?
・グミは消化に悪いのか?
といったことについて解説していきます。
それでは、早速見ていきましょう。
今回の流れ
グミの効能と消化について
「おやつ」といったイメージが大きいグミですが、実はダイエット効果も持ち合わせています。
グミを食べことがある方はご存知だと思いますが、「柔らかいのに弾力がある」のです。
この弾力があるがために、良く噛まなければなりません。
この「よく噛む」と言う事が、満腹中枢を刺激し、空腹感を和らげ、少量で満足する事が出来るために、ダイエット効果に繋がっていくという事なのですね。
「よく噛む」と言う事は、胃の負担も軽くなるという事。
そうなると「消化に悪い」と言う事はないような気がしませんか?
ここでは、グミの効能と消化についてよく見ていってみましょう。
グミの原材料に太るものは入っている?!
グミを1粒だけしか食べない・・という方は少ないとは思いますが、1粒だけの栄養内訳を見てみると、まずカロリーは17㎉。
タンパク質も脂質も0gなので、太る要素はなさそうです。
さらに、炭水化物が4.2gと、食物繊維が0.1g。
やはり、そんなには太る原因になるようなものは入っていませんね。
グミは消化に悪い?!
意外と知られていない事なのですが、グミはもともとドイツで作られたお菓子なのです。
ドイツでは、しっかりと強く噛む必要のある食べ物が少なく、歯に関わる病気にかかる子供が増えていたそうです。
そこで、しっかりと噛むクセをつけさせるために考案されたのがグミだったのです。
なんと1920年の事だそう。
ハンス・リーゲルという人が、果汁をゼラチンで固め、コーンスターチをまぶして作ったのが最初です。そして、それを売り出すために作られたのがハリボー社。
Hans Riegel Bonnの頭文字をとったHARIBO。
そう、あのクマのカタチのグミで有名なハリボーです。
もともと、噛む力を強くするために作られたお菓子ですから、やはり消化はあまりよくないようです。
実際に日本のTV番組で、グミを飲み込んだ後の胃袋をレントゲン撮影したものがありました。
かなり原型をとどめる形でレントゲンに映っていましたので、消化が良いとは言いにくいのかもしれません。
如何ですか?
グミ1粒には、そこまで太る材料などは入っていない事がわかりましたね。
それでも、例えば1袋全部食べてしまうとやはり食べ過ぎですし、かなりのカロリーになってしまいます。
原材料に水あめなどの糖分もかなり含まれていますので、食べ過ぎは太るもとになってしまうと言えそうですね。
また、グミは噛む力や歯を強くするために作られたお菓子だという事もわかりました。
消化を助けるためにも、消化器官である胃の負担を軽減するためにも、しっかりと噛み砕いてから飲み込むことをお勧めします。
グミを食べると下痢をする?
グミを食べ過ぎると、消化不良から下痢を引きこすのではないかという意見もあります。
しかし、これは消化不良と言うよりは、グミに含まれる原材料の「水あめ」にヒントが隠れているようです。
この原材料の水あめは「還元麦芽糖水あめ」であることが多いのです。
「還元麦芽糖水あめ(マルチトール)」は、難消化性のものです。
つまり消化しにくいのです。
このため、マルチトール(還元麦芽糖水あめ)を大量に摂取すると、大腸での水分の吸収が抑制されてしまい、下痢を引き起こすことがあるのです。
ただ、決して「体に悪い」というものではなく、腸の水の吸収を邪魔する作用があるので、結果として(大量に摂取すると)下痢を引きこすだけという場合が多いです。
同じような現象は、低カロリーの甘味料の糖アルコール(キシリトールたラクチトール)でも起きると言われています。
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グミを食べると気持ちが悪くなるって本当?!
「グミを食べると気持ち悪くなる」「グミを食べたら吐いちゃった」という意見もあります。
中には「特定のグミを食べると具合が悪くなる」という意見も。
これは一体どういうことなのでしょうか?
原材料を見ながら、グミを食べると気持ち悪くなってしまう原因を探していきましょう。
原材料に反応している?
グミの主な原材料は、水あめ、砂糖、濃縮果汁、ゼラチン、植物油脂、でん粉、酸味料、トレハロース、ゲル化剤(ペクチン)、ピロリン酸第二鉄、香料、光沢材です。
この原材料のなかの人工的なものに、体が繊細な人の場合は反応してしまう事もあるそうです。
グミを少量しか食べていないのに、膨満感を感じて消化不良のような気持ち悪さを感じるようであれば、「自分の体にはグミは合わないのだ」と判断した方が良いのではないでしょうか。
純粋に食べ過ぎで気持ちが悪い場合もある?!
食べやすいサイズで売られていることもあり、ついつい摘まみ食いしてしまいがちなのがグミです。
気が付くと、一度に一袋全部食べてしまっていた・・・
なんて事もあるのではないでしょうか。
グミにはかなりの糖分が含まれていますので、食べ過ぎると今度は水分が欲しくなります。
胃の中に大量のグミが入った所に、水分が流れ込んでくると、どうしても膨満感を感じやすくなり、それが吐き気に繋がる事があるようです。
食べている時は1粒1粒が小さいので、それほど気にならないかもしれませんが、1袋以上食べると、やはりそれなりの量になります。
そのことからも、純粋に「食べ過ぎで気持ちが悪い」と言う事も充分に考えられます。
いかがでしょうか?
グミを食べて気持ちが悪くなる事がある方は、気持ち悪くなった時の状況を思い出してみて下さい。
毎回、少量しか食べないのに気持ちが悪くなるのであれば、何かしらの材料に反応してしまっている可能性が高いです。
また「よく考えたら結構な量食べていた」という方は、純粋な食べ過ぎからくる気持ちの悪さですので、適量を考えながら食べる事をお勧めします。
まとめ
元々は、噛む力をつけるために開発された「グミ」。
それが今では、多種多様なバリエーションで商品開発されています。
本物そっくりの幼虫のカタチをしたグミなども話題を呼んでいますよね。
今回調べていく中で、グミを良く噛んで食べると満腹中枢を刺激し、満腹感をしっかりと感じることでダイエット効果もある事もわかりました。
更に、噛むという事は顎を使うという事ですので、フェイスラインの引き締めにも一役買ってくれそうです。
美味しくて、少量で満足できて、しかも安価!良いことだらけのグミですね。
ただ、やはり食べ過ぎてしまったり、良く噛まずに飲み込んでしまったりすると、肥満の原因になったり、消化不良を引き起こすきっかけになってしまったりします。
難消化性の食物と言う事もわかったので、食べ過ぎによる下痢にも注意が必要です。
適量を守って、美味しくグミを召し上がってくださいね。