カステラは冷凍保存できる?その方法と解凍方法も解説!

長崎土産と言えば「文明堂のカステラ」というイメージがありませんか?

文明堂でなくても、長崎といえば一番に思いつくのは「カステラ」というくらいに多くの方に愛されているかすてら。

甘い物好きな方へのお歳暮やプレゼント、入学式シーズンなどには「入学おめでとう」の焼き印がおされたカステラも人気ですよね。

頂く側としても、あのずっしりとした重さと、箱を開けた時にふんわりとかおる甘い匂いには、思わずほほが緩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな大人気なカステラを長くおいしく楽しむために知っておきたい

・カステラ発祥の地について

・カステラの美味しい食べ方

・カステラの賞味期限や保存方法

といったことについて解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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カステラって長崎が発祥の地なの?

「長崎=カステラ」というイメージがあるくらいですので、長崎が発祥の地だと思われている方が多いのですが、実は違うのです。

折角のカステラをおいしく味わうためにも、その歴史的背景もちょっとだけみていってみましょう。

 

カステラってどこからやってきたの?

カステラは、鉄砲の伝来や、キリスト教の布教とともに日本にもたらされたと言われています。

1543年にはポルトガル人が種子島に漂着、1549年にはフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸。

この時期に鉄砲などと一緒に日本に入ってきたものだと言われています。

日本で考案されたものではなく、いわゆる「南蛮菓子」のひとつだったということですね。

 

カステラはスペインのお菓子だった?

言い伝えによりますと、カステラは、もともとはスペインのお菓子だったと言われています。

スペインのCastella(カスティージャ)王国で生まれたお菓子だったのですね。

このCastellaのことを、ポルトガル語では「カステラ」と、そのままローマ字表記で発音するのです。

カステラが日本人に伝えられた時に、ポルトガル人が「これはカステラ王国のお菓子だ(Bolo de Castella)」と、言ったものを「カステラ」と聞き取ってしまい、そのまま「カステラ」と呼ばれるようになったそうです。

こうしてみると、「親しみやすいおやつ」と思っていたカステラは、実は歴史ある食べ物だったという事がわかりますね。

歴史もあるけど、親しみやすい味というのは、スイーツとしては最高なのではないでしょうか。

 

カステラの美味しい食べ方

常温でそのまま食べるのが美味しいカステラですが、実はさらにもっとおいしく食べる工夫が出来るのです。

ここでは、様々なカステラの楽しみ方をご紹介していきたいと思います。

 

生クリームを添えてみる

カステラは、ケーキのスポンジ部分ととても似ているため、生クリームとの相性もばっちりです。

甘党の方であれば、チョコレートやメイプルシロップをかけてみても良いのではないでしょうか。

ミントの葉などを添えても綺麗です。

甘味の強いシフォンケーキのような感覚でも楽しめます。

 

焼いてみる

焼き菓子なのに、また焼くの!?と思われるかもしれませんが、バターを塗って、少し焦げ目がつくくらいに焼くと、なんとフレンチトースト風に仕上がるのです。

糖分を多く含むカステラならではの味わいになりますので、是非試してみてください。

 

冷凍してみる

あんなに柔らかいカステラを冷凍なんかしたらカサカサになっちゃう!

と心配される方も多いのですが、実は大丈夫なのです。

カステラの生地の特徴として、冷凍してもカチカチにならないというものがあります。

一回冷凍したものをサイコロ状に切って、果物や生クリームと混ぜ合わせ、パフェやトライフルとしても楽しめます。

一言で「カステラ」と言っても色々な楽しみ方があるのですね。

カステラで有名な「長崎カステラ」が「カステラに合う飲み物は?」というアンケートをとったところ、その結果は見事に「ばらばら」だったそう。

「牛乳が合う」という人がいれば「緑茶だ」「コーヒー」「紅茶」中には「アルコール」という方も。

カステラに合う飲み物だけでも、これだけのバリエーションがありますので「カステラの食べ方はこれ!」と決めつけずに、様々な「カステラスタイル」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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カステラは冷凍保存が可能って本当?!賞味期限はどの位?

カステラの様々な楽しみ方がわかったところで問題になってくるのは・・・

そう!賞味期限なのです。

カステラは、意外と一つ一つが大きいので、「一度で全部食べきる!」という方は少ないのではないでしょうか。

それでも賞味期限は気になるので、毎日せっせと少量ずつを食べすすめ、最後には「味に飽きちゃった」なんて残念な結果になるのは避けたいですよね

ここでは、皆様が一番気になっているカステラの賞味期限と保存方法をご紹介していきます。

 

カステラの賞味期限ってどれくらい?

カステラの賞味期限は、販売元にもよりますが、製造から平均10日~14日の所が多いようです。

意外と長いですよね。

これは、酸素を抜いて窒素や炭酸ガスを入れるなどして、特殊な包装をするため、これだけの長い期間をもたすことが出来るのです。

しかし、製造元で作り立てを買ってくるのなら良いのですが、だいたいの場合は、デパートやネット通販で製造元から運ばれてきたものになりますので、手元に来てからは2~3日の賞味期限と思っておいた方がよいでしょう。

 

カステラって冷凍保存が可能なの?

カステラは通常は常温で、涼しい場所で保管して頂くのが一番の保存方法です。

しかし、量が多いので、賞味期限内に食べきるのが難しかったりもしますよね。

そんな時は、思い切って冷凍保存をしてしまっても大丈夫なのです。

カステラの様々な食べ方の所でも解説したように、カステラは冷凍しても、カステラの特性上カチカチになることはないのです。

冷凍するときは、一切れずつ切り分けてからラップでくるんで冷凍庫へ。

ラップのくるみ方が甘く、カステラが直接冷凍される形になるとカチカチになってしまうので、ラップは丁寧に巻いてあげてくださいね。

 

冷凍したカステラをどうやって食べる?!解凍方法は?

冷蔵庫で冷凍しておいたカステラを、そのまま食べる!

というのが好きな方もいらっしゃいますが、通常は「常温解凍」してください。

食べる前日に冷凍庫から出しておけば、翌日には「いつものカステラ」と同様に食べられます。

しかし、そうはいっても老舗なカステラ屋も「カステラの冷凍発送・販売」をやっていないことをみると、やはりカステラは常温保存で賞味期限内に食べるのが一番だと思われます。

冷蔵保存は、どうしても・・!の時だけにして、基本は常温でお楽しみいただいた方が良いかもしれませんね。

 

終わりに

ひも解いてみると、もともとはスペインのお菓子だったカステラ。

鉄砲などと一緒に伝わってきて、日本人の口に合うように様々な変化を遂げてきたようです。

しっとりとした食感を生み出すために生地にザラメを混ぜ込んだものが、焼いているうちに溶け出して底に残る・・・その「ザラザラ感」を楽しむ方も多いですよね。

一口に「カステラ」と言っても、お店によってレシピは様々。

最近は「え?これカステラなの?」とびっくりしてしまうようなカステラも発売されていますので、この機会にデパートカステラめぐりツアーなんて企画してみても、おもしろいかもしれません。

万が一買いすぎてしまっても大丈夫!

カステラは「冷凍保存もOK」な事をここで知ったのですから。

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