お腹がパンパンで痛いのは病気?その原因と対処法を解説!
お腹がパンパンに張って痛いという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか?
食べ過ぎが原因?便秘?ガスが溜まっているのかな?とそのままにしている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、お腹がパンパンで痛い時には病気の可能性もあります。
今回は、
・お腹がパンパンで痛い時に考えられる原因
・お腹がパンパンで痛い時の対処法
・お腹の痛みを予防する方法
といったことについて解説していきます。
それでは、早速見ていきましょう。
今回の流れ
お腹がパンパンで痛い原因は何?
お腹がパンパンに張って痛くなる原因は何なのでしょう?
考えられる病気について解説します。
腸閉塞
腸閉塞は腫瘍や便などが原因で、腸管が詰まってしまう病気です。
腸管が詰まるために、便やガスが出なくなってしまい、お腹がパンパンに張り痛みが出てきます。
他にも、
・嘔吐や冷や汗
・強い痛みで食事がとれなくなる
・腸から栄養を吸収できなくなる
といった症状が現れます。
なかでも、腸の血流を止めてしまう腸閉塞になってしまった場合、腸が壊死してしまう可能性もありますので、早めに病院を受診するようにしましょう。
胃炎
胃炎とは、その名の通り胃で炎症やただれが起きてしまう病気です。
胃炎になると胃の機能が落ちてしまいます。
・胃の痛みや胃の膨満感
・胃もたれや胸やけ
などの症状がでます。
急性胃炎であれば、2~3日でよくなることが多いのですが、慢性胃炎になると痛みや張りが繰り返され、胃潰瘍を起こすこともありますので注意が必要です。
卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)
卵巣嚢腫とは、卵巣の中に良性な腫瘍ができる病気です。
お腹がパンパンに張り、
・痛みがでる
・腰の痛みが現れる
・頻尿や便秘になる
といった症状が現れます。
しかし卵巣嚢腫は大きくならないと症状が出てきません。
このような症状が出ているということは、かなり大きな腫瘍があると考えられますので、早めに病院を受診しましょう。
お腹がパンパンで痛いときの対処法は?
お腹がパンパンに張って痛いというのは、不快でつらい症状です。
それではこのつらい症状が出た時にはどのようにすればいいのでしょうか?
この見出しでは、対処法について解説していきます。
お腹を温める
お腹がパンパンに張って痛みがある時は、体を休めてできるだけ温めるようにしましょう。
カイロをお腹にあてたり、温かいお風呂にゆっくりつかることで、お腹の痛みを和らげることができます。
マッサージをする
便やガスが溜まっている場合は、お腹を優しくマッサージするといいでしょう。
強く押すと痛みがでますので、軽く手が沈むくらいの強さで、おへそのまわりを「の」の字を書くように押していきます。
昔から「手当」をすると言いますが、実際に手を当てることでリラックスできますので、もし可能であるならば、信頼できる人にマッサージをしてもらうのがおすすめです。
ストレスをためない
ストレスがたまると胃の痛みなどの体の不調を引き起こしてしまいます。
また、お腹の張りや痛みのことばかり考えていると、さらに痛みを感じるようになってしまいます。
できるだけ、楽しいことや好きなことを考えるようにして過ごすことも大切です。
食事は消化に良い物を少しだけ
お腹がパンパンに張って痛みがある時は、消化の良い物を少しだけ食べるようにしましょう。
食欲がない場合は、食べなくても大丈夫ですので、温かい飲み物などを飲んで、水分補給をしましょう。
病院を受診する
食べすぎや便秘などでお腹が張り、痛みがでることもありますが、病気の可能性も忘れてはいけません。
中には命にかかわる病気の場合や、早く治療しないといけない場合などがありますので、たかがお腹の張りと思わずに病院を受診することが大切です。
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お腹がパンパンで痛い症状を出さないための予防法
お腹がパンパンで痛みもあるという症状は、場合によっては冷や汗が出るほどつらくなることもあります。
この症状を出さないためにはどのようにすればいいのでしょう?
お腹の張りと痛みを出さないための予防法について書いてみました。
腸閉塞の予防法
腸閉塞になると、腸が詰まって便やガスが溜まるだけでなく、腸管がねじれてしまいひどい腹痛を起こすことがあります。
腸閉塞を予防するためには、便秘にならないように注意しましょう。
おすすめなのは朝起きてすぐに、白湯を一杯飲むことです。
胃の動きを活発にして、便を柔らかくしてくれます。
また、こまめな水分補給と水溶性の食物繊維をたくさん取るようにしましょう。
ほかにも
・寒天やこんにゃく
・発酵食品
・オリーブオイル
といった食べ物も便秘を予防してくれます。
早食いや大食いも腸閉塞の原因になりますので、食事は栄養バランスの取れた、消化に良い物をゆっくりとよく噛んで食べること、腹八分目にすることが大切です。
ストレスも、腸閉塞の原因となります。
できるだけ、ストレスをためないように気を付けましょう。
仕事や人間関係などストレスがたまることが多い世の中ですが、上手にストレスを解消する方法を見つけ、心のバランスを整えるようにしましょう。
体を動かすことはストレスの解消になるだけでなく、代謝を上げて、老廃物を排出することができるので、便秘予防にも効果的です。
胃炎の予防方法
胃炎を予防するためには、
・胃に負担のかかる食べ物
・脂や砂糖などを含んだ味の濃い食べ物
このような食べ物はできるだけ食べないようにすることが大切です。
また、暴飲暴食はやめましょう。
アルコールやタバコもできるだけ減らすようにしましょう。
ピロリ菌が原因のこともありますので、胃の不快感が続く方や家族にピロリ菌を持っている人がいる方はピロリ菌の検査をすることをおすすめします。
ピロリ菌は薬を使って除菌します、自然にいなくなることはありませんので、必ず医師の指示に従って薬を飲みましょう。
ピロリ菌がいると、胃炎だけでなく、胃潰瘍や胃がんのリスクも上がってしまいますので、気を付けてください。
また、ストレスも胃炎の原因となります。
ストレスをためないようにする、ストレス解消法を見つけておくようにしましょう。
卵巣嚢腫の予防方法
卵巣嚢腫は、
・不妊治療や月経不順
・ホルモンバランスの乱れ
・遺伝
といったことが関係していると考えられています。
卵巣嚢腫を予防するためには、ビタミンやミネラルを多く含む食事をすることが大切です。ま
た、胃に負担がかかることもよくないので、食物繊維が多く水分を含む食品がおすすめです。
水分をしっかり取ることも卵巣嚢腫の予防につながります。
冷たい飲み物はできるだけ避けて、温かい飲み物か常温の飲み物を飲むようにしましょう。
そして、ストレスも月経不順やホルモンバランスが崩れる原因になりますので、リラックスする時間をつくるようにしましょう。
お風呂でゆっくりお湯に浸かる、軽い運動をすることもストレス解消につながります。
お風呂や運動は冷え性も改善してくれますので、おすすめです。
たばこは体に良くないと言われていますが、もちろん子宮にも影響します。
卵巣嚢腫の予防には禁煙も大切です。
卵巣嚢腫は大きくならないと症状がでてきません、そこで大切になってくるのが定期的な検診です。
卵巣嚢腫ができていても、小さいうちは症状がなく、薬で大きくなるのを防ぐことができますので、小さいうちに発見をすることが大切です。
若い人に多い病気ですので、出来るだけ10代から検診を受けるようにしましょう。