生理1日目だけどお腹が痛い!そんな時の原因と対処法を解説!
女性には月に1度の嫌〜なものがあります。
それは、生理・・・
個人差はありますが、早くて小学生から始まる生理は「月経」とも呼ばれており、女性が大人になった証でもあります。
しかし、人によっては毎月地獄の様な痛みが襲ってくる人もいますし、特に痛みもなく終わってしまう羨ましいような人もいます。
今回はそんな女性特有の「生理」にスポットをあてて
・生理1日目にお腹が痛くなる原因
・生理1日目にお腹が痛くなる時に考えられる病気
・生理1日目お腹が痛くなる時の対処法
について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
生理1日目にお腹が痛い原因
個人差はもちろんありますが、生理は2〜3日目が辛いと言われています。
1日目に「生理来た!」と思って「明日辛いんだろうなあ」とげんなりする女性も少なくありませんよね。
しかし、今回は1日目にお腹が痛いという原因について解説していきます。
生理中にお腹が痛い理由は様々な要素が考えられますが、多くの場合は子宮を伸縮させて経血の流れを促していることが原因として考えられています。
生理痛の無い女性はこの動きが少ないとされており、これにより生理が軽いのです。
子宮の伸縮は生理が開始されてから2〜3日目が活発になりますが、生理1日目になっても何らおかしいことではありません。
従って、生理1日目にお腹が痛いことでおかしいということはあまりないと思われます。
逆に生理後半で痛い場合は血流が滞っている可能性が高いので、体を温めて血行促進してあげると良いでしょう。
また、痛みが激しく立てない様な場合はちょっと心配な症状です。
子宮の疾患などの可能性も出てくるので、我慢せずに婦人科の診察を受けることをおすすめします。
生理1日目にお腹が痛いことで考えられる病気
女性の体は出産するように出来ていることからとてもデリケートで、ちょっとしたことで不調を起こしてしまいがち。
特にホルモンバランスの乱れから起こる病気はたくさんあり、いつもの生理痛と自分では感じていても実は婦人病が潜んでいる可能性もあるのです。
こちらでは生理1日目にお腹が痛いことで考えられる病気について詳しく解説をしていきます。
子宮内膜症
子宮内膜は毎月妊娠していない限り月経となって外に排出されるのが通常の流れとなるのですが、何らかの原因でこの子宮内膜が子宮以外の卵巣や骨盤に入り込んでしまうことを子宮内膜症と言います。
子宮外に留まった子宮内膜が原因で激しい生理痛や異常に多い経血、月経が来ないということも起きます。不妊症の原因にもなり、20代からの女性に多い症状と言われています。
治療においては手術、初期の場合は投薬治療のみの場合もあります。
再発もしやすい病気とされているので、完全に完治するまでは医師の元で正しい治療を受けることをおすすめします。
子宮付属器炎
子宮付属器が炎症を起こす子宮付属器炎。
子宮付属器炎とは卵巣と卵管の2つを合わせたものの総称で、炎症は主に細菌感染で起こるとされています。
基本的には不潔な状況での性行為が原因の主とされており、予防としては避妊具の着用が有力となります。
子宮付属器炎になることで、子宮周辺のお腹の痛み以外に、
・発熱
・吐き気や倦怠感
といった症状も現れます。
決定的なのは痛い患部を押すと痛みが増すということ。
軽度なものだと薬のみの治療も可能ですが、急性的に起きた子宮付属器炎では点滴など手厚い投薬治療が推奨されています。
自己完治もの可能性もありますが、多くは放っておくと骨盤にまで炎症が広がり痛みが強くなるので、早めの治療をした方が後々辛くないでしょう。
膀胱炎
おしっこを我慢したりすることで膀胱、尿道に細菌が入り込み炎症を引き起こす膀胱炎は尿道が狭い女性に起こりやすい病気です。
子宮の病気ではありませんが、場所が近いことから子宮が痛んでいる?と勘違いしてしまいがちな人が多いです。
また、生理中は免疫力が低下するため、膀胱炎を引き起こす可能性も高くなり、生理と同じタイミングで発症する人もいます。
・おしっこがまだ残った感じがする残尿感
・トイレによく行く頻尿
・おしっこをした際に尿道が痛む排尿通
といった症状が現れたら、膀胱炎の可能性が高いでしょう。
その他にもおしっこが白く濁っていたらあやしいので、婦人科ではなく泌尿器科に足を運ぶのをおすすめします。
卵巣腫瘍
女性の体内にある卵巣は左右に1つづつあります。
この卵巣に腫瘍ができた際に卵巣腫瘍という病気と診断されます。
通常は3センチ程のサイズではありますが、お母さんの体内にいた際に体を作る段階で大きくなってしまう人もおり、一概に大きさでは判断しにくいのが難しい所です。
また、卵巣腫瘍は乳がんなどと同じく遺伝性のもので親族の女性が発症していたら、自らも発症リスクの可能性が高いと考えられます。
・下腹部の痛みや不正出血
・便秘や頻尿に至る
などなど現れる症状も様々ですが、卵巣腫瘍はどちらか片っぽのみに腫瘍ができる場合が多く(両方の場合もあり)痛みが偏っている場合は、卵巣腫瘍の可能性が考えられます。
死亡にまで至るケースのものもありますが、腫瘍は良性のものが多く経過を観察しながら悪くなったら治療ということもあるそうです。
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生理1日目にお腹が痛い際の対処法
さて、生理1日目にお腹が痛い原因も大体理解出来ましたでしょうか?
生理は初日のみではなく、生理前から不調を感じる生理前症候群などもあることから、いつもと違う体調不良に悩まされがちなのです。
最後の見出しでは、生理1日目にお腹が痛い際の対処法について解説していきます。
体を温める
生理中は体が冷えることで、簡単に生理痛も出てしまいます。
特に夏は外からも中からも冷たい物の影響で冷えがち。
生理中は暑いからといって冷たいものばかりではなく、温かいものも積極的に取り入れましょう。
飲み物はもちろんのこと、食べ物も温かい物がおすすめ。
その他にもお腹が痛い場合は痛い箇所をカイロなどで暖めたり、お風呂でも積極的に浴槽に浸かるのも効果的です。
体内の血行を促進して、冷え知らずの体にすることで免疫力も上がり、生理の痛みも緩和するでしょう。
無理をせず寝てしまう
生理中や前後はどうしても眠くなったり、体が重くなってしまいがちです。
無理して仕事などに取り組んでも失敗したりしてしまってイライラが蓄積してしまうことも…
そんなときはもう諦めて早めに寝てしまいましょう。
極端なことを言うと、生理は睡眠不足やストレスが原因なだけでも辛くなったり、来なくなったりしてしまいます。
眠れ無くともベッドに横になるだけで大分違います。
リラックスして、良く寝て、すっきりして次の日に頑張りましょうね。
薬に頼ってしまう
生理中は薬に頼ってしまうことを躊躇している方もいると思います。
ですが、生理痛でイライラムカムカして何事もうまくいかないよりは、痛みを少しでも和らげて過ごした方が良い場合もあるでしょう。
もちろん、薬をどんどん飲もう!というわけではないですが、生理を和らげる漢方薬など体に優しいものもあります。
我慢は毒というように、たまには薬で楽に過ごしてしまう日があっても全然いいと思います。