手や足などの血管が痛い!その原因と対処法を分かりやすく解説!

血管が痛いと感じたことはありませんか?

点滴をしたときなどに、血管に沿って痛みが出たというような経験をしたことがある方はいらっしゃると思います。

しかし、点滴をしたわけでもないのに、似たような痛みを日常の中で感じることがあるのです。

血管にズキズキと痛みがでたり、ジーンとしびれるような痛みがでるのはなぜなのでしょう。

今回は、

・手や足などの血管が痛い時に考えられる原因

・手や足などの血管が痛い対処法

・血管が痛い症状を出さないための予防法

について解説していきます。

では、早速見ていきましょう。

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血管が痛いのはなぜ?

血管が痛むのはなぜなのでしょう?病気が原因?放っておいて大丈夫なの?と心配になってしまいます。

血管が痛む原因として考えられる病気について解説していきます。

 

リウマチ

関節リウマチになると、関節が炎症を起こして、激しい痛みが出てしまい、悪化すると関節が変形してしまいます。

この症状の原因は、

・細菌感染

・ホルモンバランスの変化やストレス

などさまざまな原因で、自分の身を守るための免疫細胞が自分自身を攻撃してしまうために起こる自己免疫疾患です。

関節の炎症・痛みの他に、関節のこわばり、微熱、倦怠感とともに血管に痛みがでることがあります。

血管の痛みは、リウマチにより血管に炎症が起きているために起こります。

特に血管の痛みが強い場合は悪性関節リウマチの可能性があるので注意が必要です。

 

甲状腺機能障害

バセドウ病などの甲状腺機能障害は、免疫細胞が甲状腺を攻撃することで起こる自己免疫疾患です。

具体的な症状としては、

・動悸やふるえ

・眼球の突出や甲状腺の腫れ

・イライラや疲れやすい

といった症状が現れます。

また、甲状腺ホルモンがたくさん出てしまうために、血栓ができやすくなります。

そのために、血管に痛みを感じるのです。

痛みだけでなく、脳梗塞や心筋梗塞の危険があるので、注意してください。

 

高血圧

高血圧になると、血圧が上がることで、血管に負担がかかり、

・頭痛や吐き気

・肩こりや眠気

・動悸やふるえ

などの症状が現れます。

このような症状の他に、血流が悪くなるため手や足などの末端に血液が行かなくなり、しびれや痛みといった症状が出てきます。

また高血圧になると、動脈硬化、心臓病、脳卒中になるリスクが高くなってしまいます。

 

糖尿病

糖尿病には、インスリンをつくる膵臓に問題があり、インスリンをつくることができなくなったⅠ型糖尿病と、生活習慣の乱れなどが原因で発症するⅡ型糖尿病があります。

のどが渇く、疲れやすい、体重の減少などの症状が現れてきます。

怖いのは合併症で、網膜症で目が見えなくなったり、糖尿病腎症で透析が必要になってしまう、糖尿病神経障害で手足のしびれ、感覚麻痺がおこり、足に潰瘍ができたり、壊死してしまうこともあります。

血管の痛みはこの神経障害の1つではないかと考えられます。

 

血管が痛いときの対処法

血管が痛いと感じるとき、痛みがつらいだけでなく、不安も大きく困ってしまいます。

血管が痛いと感じたらどうすればいいのでしょう?少しでも痛みを和らげるための対処法について解説していきます。

 

血行を良くする

血の流れが悪くなり、血管が詰まるために痛みが出ているときは、血行(血の流れ)が良くなることで痛みを和らげることができます。

血行を良くするためにおすすめなのは

・ストレッチをする

・マッサージをする

・お風呂にゆっくりと浸かる

・適度な運動をする

・水分をしっかりと取る

といった方法です。

血管に痛みを感じたら、これらのことを試してみてください。

 

病気の治療

血管が痛む原因が病気である場合、病院を受診し、医師の指導のもとで治療と生活習慣の見直しをしていくことが大切です。

血行をよくする努力をしても、根本の原因を取り除かない限り、また痛みが出てきてしまいます。

病気と向き合い、きちんと治療していくようにしましょう。

 

温める

高血圧や糖尿病などの病気の他に、冷えからくる血管の痛みもあります。

たばこを吸うことが原因で起こるバージャー病などは冷えることで強い痛みが出てきます。

冬はもちろんですが、夏場も冷房の効いた部屋にいるときは注意が必要です。

手足を冷やしすぎないように気を付けて下さい。

また、点滴をしたときに血管に痛みがでるのも、冷たい点滴液が原因だと考えられます。

点滴をしたときに痛みが出たら、痛みのある部分に温めたタオルなどを置いておくと痛みを和らげることができます。

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血管が痛い!つらい症状をださないための予防法

 

血管が痛いと感じるとき、多くの場合は病気が原因だと考えられます。

それでは、つらい痛みをださないためにはどのようにすればいいのでしょう?

血管の痛みをださないための予防法について解説していきます。

 

リウマチの予防法

リウマチを発症する原因ははっきりとはわかっていません。

しかし、

・遺伝

・喫煙習慣やウイルス感染

・ストレス

といったことが関係しているのではないかと考えられています。

そのため、喫煙習慣のある方は禁煙をすることが大切です。

また、ウイルス感染を防ぐため、規則正しい生活をして免疫力を上げるようにしておくことをおすすめします。

また、口の中を清潔に保つことも忘れてはいけません。

虫歯や歯周病などもウイルス感染の原因となります。

遺伝が原因である以上、完全に予防するということはできませんが、禁煙や免疫力を上げること、ストレスをためないことで、リウマチになるリスクを減らすことはできます。

 

甲状腺機能障害の予防法

甲状腺機能障害にはバセドウ病や橋本病などがあります。

どちらも自己免疫疾患で、自分自身の免疫細胞が甲状腺を攻撃するために症状が出てきます。

原因ははっきりしていませんが、ストレスが関係しているのではないかと考えられています。

そのため、ストレスをためないようして、免疫力を上げることで、甲状腺機能障害になるリスクを減らすことができるのです。

具体的には、スポーツや音楽など自分の好きなことをする時間をつくったり、お風呂に入ってリラックスしたり、おしゃべりをすることでもストレスを解消することができます。

免疫力を上げるためには、規則正しい生活、栄養バランスの取れた食事、しっかりとした睡眠をとるようにしましょう。

 

高血圧の予防法

高血圧は生活習慣病の1つです。

高血圧を予防するのに大切なことは、

・塩分を取り過ぎない

・体重の管理や運動習慣

・アルコールやタバコを控える

・ストレスをためない

といった、生活習慣の見直しです。

また、揚げ物やお菓子類の食べ過ぎも高血圧の原因となりますので、野菜や果物を積極的にとり、塩分を取り過ぎない栄養バランスのよい食事を取るようにしましょう。

 

糖尿病の予防法

糖尿病の中でもⅡ型糖尿病は生活習慣病の1つですから予防することが可能です。

暴飲暴食、とくに甘いものや脂の多いものの食べ過ぎには注意が必要です。

ビタミンやミネラルなど栄養バランスを考えた食事をしましょう。

カロリーを減らしたいからと、食事を抜くのではなく、1日3食きちんと食べて間食を減らすようにしてください。

また、運動習慣をつけることも糖尿病の予防には大切です。

運動習慣をつけることで、代謝がよくなり、カロリーを消費して体重管理に役立ちます。

それだけでなく、ストレス解消にもつながりますので積極的に運動をするようにしましょう。

このように、血管が痛い原因と考えられる病気はいくつかありますが、そのほとんどが自分で治せるものではありません。

血管が痛いと感じたら病院を受診し、原因を特定して治療をしていくことをおすすめします。

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