生理がダラダラ続く原因と対処法!茶色なのはなぜ?
今回は、「長引く生理」について、はじめ君のおかあさんと神田先生と一緒に見ていきます。
ダラダラと続く生理は、下着の中の感触や違和感がつづき、精神的にもとても憂鬱な気分になりますよね。
しかも、正常であれば1主幹程度で終わるはずの生理が、いつまでという予測もつかず、ダラダラと続く…。
もしかしたら病気かもしれないと、不安に思う人も多いのでは?
今回は2つの見出しに分けて、生理がダラダラ続く原因と対処方法について解説していきます。
では、早速見ていきましょう。
今回の流れ
生理がダラダラ続くのは、なぜ?
一般的に生理は、1週間程度で終わります。
生理が始まって最初の3日間は量も多く4日目以降から急に量が少なくなり、徐々に生理が終わるというのが多いですよね。
実は、本来の生理は3日間です。
4日目以降の出血は、子宮内に残っている生理の血が外に出ているというわけです。
ダラダラ続く生理というのは、この期間がいつまでも続いていると考えられます。
生理がダラダラと続くことが異常かどうかを判断するには、期間だけでなく生理の血の色にも注意が必要です。
生理の時の血の色は、基本的には赤です。特に異常がなくても、生理の色が茶色の時があります。
生理前直前・生理の後半
生理不順で悩む人に多いのが、生理直前から生理が始まった直後に出る茶色の血。
これは前回の生理の時の血が子宮の中に残っていて、新しい生理によって外に出てきたことが考えられます。
生理の時の出血は、子宮の内膜が剥がれた時に流れるものなので、基本的に色は赤い色をしています。
でも子宮にたまった血が外に出てくるまでの時間には、個人差もあります。
外に出てくるまでの時間が長くなると子宮にたまっていた血は酸化し、茶色に変色することがあります。
生理の周期が1週間以内であれば、生理の後半あたりから終わるまでの色が茶色であっても異常ではありません。
ただし、
・1週間を過ぎても茶色の血がダラダラと続くとき
は病気を知らせるサインかもしれません。
生理がだらだら続く理由は何?
生理が長引く理由として最も多いのが、
・ストレスによる女性ホルモンバランスの乱れ
です。女性ホルモンは、メンタルに左右されやすいものです。
例えば職場や学校が変わり新しい環境に慣れる時期、普段より疲れを感じることありますよね。
普段通りに生活しているつもりでも思った以上に緊張していたり、今までとは違う環境に戸惑うことも多いものです。
この時、体には、意識している以上にストレスがかかった状態にあります。
こういう日常生活のちょっとした変化であっても、女性ホルモンが乱れます。
では、ストレス以外が原因で長引くときは、どんなことが原因なんでしょうか?
主に考えられる病気を、2つ挙げます。
・無排卵月経
・子宮内膜症
この2つです。
無排卵月経は、きちんと生理が来ているのに排卵できていない状態のことを言います。
排卵が行われているかどうかは、見た目ではわかりません。
婦人科で検査をするか、普段から基礎体温を測って調べることが大切です。
無排卵月経の場合、少量で生理が終わることもあります。
ただしダラダラと長引く場合はホルモンのバランスが乱れているので、2週間近く続くこともあります。
無排卵月経は、不妊検査によってはじめて知ったという人も多い病気です。
排卵されていないため、妊娠することが出来ません。
妊娠を望んでいるのに生理がダラダラ続く症状がある場合には、早めに受診をしましょう。
そして子宮内膜症は最近この病気で悩む若い女性が、増えてきています。
子宮内膜症は子宮内に異常が出る病気です。
通常、生理の時に体の外に出てくるのが、子宮の中から剥がれ落ちた子宮内膜です。
ところが、子宮内膜症になってしまうと、子宮以外の場所で子宮内膜が出来てしまいます。
子宮以外の場所で剥がれた子宮内膜は、その場にとどまってしまいます。
そのため子宮内膜症になると耐えられないほどの痛みを訴え、普段の生活すら送れなくなることもあります。
ほかにも、
・ひどい貧血
・長引く生理
なども症状の特徴にありますので思い当たる症状があった場合は、できるだけ早く専門医に相談してみてください。
生理が茶色になる原因
正常な生理であっても、ナプキンを変えるタイミングが長く空いてしまうと、生理の血が茶色に変色していることがあります。
実は生理の血が茶色に変色する一番の理由は、血が酸化してしまうからなんです。
ナプキンについた血が茶色になってしまったのも、これが原因。
空気に触れて酸化したために、茶色に変色したわけです。
ほかにも、生理が長引いている時や生理の後半あたりになると、茶色に変色していることがあります。
この時に考えられるのは、子宮の中から血がなかなか外に出られずそのまま酸化してしまったことが原因にあげられます。
もしも、これ以外が原因の場合はどんなことが考えられるのでしょうか?
茶色い血と一緒に塊のようなものが出てきた
血の塊が出てくるのは、血の塊を分解するための酸素が十分に足りていないことが原因だと考えられます。
本来ならば子宮の中にある塊を酸素が分解し外に排出してくれるのですが、生理の血の方が酸素よりも多く分解が間に合わないとそのまま塊として外に出てきてしまいます。
生理の血が外に出るためには、血がサラサラな状態であることが大事です。
ところが血液がどろどろの状態になると、その分血は固まりやすくなります。
食事の内容を見直し、血液の循環を良くするように心がけることが大切です。
茶色以外の生理だったら、どんな病気?
生理の時の色は、一般的な血液の色でない場合もあります。
血の色から、体の状態を知ることもできます。
・朱色
・茶色
・黒
それぞれの場合で、体の表す状態が違います。
①朱色の場合
鮮やかな赤い色よりもうすい朱色の血が出た時は、貧血の可能性があります。
②茶色の場合
血液が体内に長くとどまっていたことが原因で、生理の血が酸化しています。
体の血液が、ドロドロになっている可能性があります。
他にも、汗やおりものと混ざって酸化することもあります。
③黒っぽい場合
茶色の血よりもより長い時間体内にとどまった結果、酸化が進んだと考えられます。
生理の血がスムーズに外に出ていくように、生活習慣を見直してみるのがいいでしょう。
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それでも生理が終わらなかったら、どうするの?
ここまで生理が長引く原因と対処法について解説してきましたが、どれも当てはまらずしかも生理が終わらない場合には、もしかしたらこんなことが原因にあるかもしれません。
・偏食
・運動不足
もしかしたら、これら2つの原因があるかもしれません。
偏食
ホルモンのバランスは、食生活に大きく左右されます。
現代人の食生活は、かつて魚や野菜が中心だった日本人の食事と比べても、大きく欧米化が進んでいます。
外食やコンビニでの食事ファーストフードやジャンクフードなど、手頃に取れる食事の多くは高カロリー高脂肪の食べ物です。
さらに、若い女性が陥りやすいのが無理なダイエット。
特に「○○だけ食べるダイエット」にはまる人が多いですが、これは、体に必要な栄養素が十分に補えない可能性もあり、女性ホルモンのバランスが崩れる大きな原因にもなります。
こうした食生活は、女性ホルモンのバランスを崩し、生理を長引かせる原因にもなります。
理想的なのは和食。
和食には、女性ホルモンの分泌を促す魚類や、ホルモンバランスを整えてくれる豆類など、正常な生理を促してくれる食材が多く使われています。
まずは食生活を見直して、体の中のホルモンバランスを整えることが大切です。
こちらの記事もご覧ください!!
運動不足
社会人になると、どうしても不足してしまいがちになるのが運動ですよね。
でも、運動不足によっても、ホルモンのバランスは崩れてしまうのです。
適度な運動は、体の中のバランスを整えるだけでなく、ストレスの解消にもなります。
ストレスは、女性ホルモンのバランスにも影響がありうまくコントロールしなければ、ストレスが原因でさらに生理が長引く可能性もあります。
そうはいっても、運動するためにまとまった時間を摂ることが難しいのも、よくわかります。それなら、日々の生活の中で少しずつ運動するように心がけてみるのはどうでしょう?
たとえば、通勤中の歩くスピードを、いつもより早くしてみるのもよいです。
適度な運動の目安というのが、「おしゃべりをしながらできる」というのが一つの目安です。
息切れするほどの運動は、思っているほど運動したことにはなりません。
・エレベーターを使わない生活に切り替える
・車で買い物に行くところを自転車に切り替えたりする
これだけでも、運動不足の解消になりますよ。
まとめ
では、今回のまとめの方に移っていきます。
今回は生理がダラダラと続く原因と対処法を中心に、様々なことをお伝えしてきました。
今回の要点を押さえると・・・
1.生理の血が茶色になってもあわてない
2.生理が1週間以上長引いたら、病気の可能性も考える
3.生理が長引く原因は、生活習慣の乱れ
このようになります。
ちなみに生理を早めるには、様々な方法があります。
以下の記事がオススメなので、ぜひご覧ください。→超必見!生理を早める4つの方法!遅くなる2つの原因も!